社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

韓国内乱か?原因は従軍慰安婦問題「合意」

2016-01-03 00:00:03 | 外交と防衛

 駐在米国大使殺害未遂事件、AIIB参加、THAAD配備拒否、中国の軍事パレード参加、今回の日韓慰安婦問題協議締結無視、流石にここまで米国の顔を潰されては、米国は韓国を見捨てざるを得ない。特に東南アジア諸国での米国の影響力が低下したと看做される。中国の南沙諸島での暴挙も米国の影響力が低下したために起きた。

 日韓両政府が従軍慰安婦問題の決着で合意したことについて米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は「画期的な合意により、日韓関係の最も解決困難な行き詰まり(の原因)が取り除かれるだろう」と評価した。
 英BBC放送は「歴史的」と報道。オーストラリア放送協会(ABC)も、「画期的な合意で『不可逆的』に解決することに同意した」と伝えた。
 英紙デーリー・テレグラフ電子版は、政治学者の分析を引用し、ぎくしゃくした日韓関係の改善を望む米国の圧力が背景にあると報じた。
http://www.sankei.com/world/news/151228/wor1512280043-n1.html

 欧米のメディアがここまで評価する今回の合意。それが意味することを韓国国民は理解できているのか?恐らく無理であろう。これはクネクネにとり針の筵である。国内に良い顔すれば米国に叩かれ国際社会で嘲笑され相手にされなくなる(現状と変わらないではないか気付いていないのは韓国人だけ)、米国に良い顔をすれば国民が離反する。下手すればご両親と同じ道を歩むこととになる。現状の韓国経済を考えるにもう既に終了しているようだが、浮上の道があるのか?

 ソウルの合意反対デモ

  岸田文雄外相と、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は28日午後、慰安婦問題の妥結に向け、ソウルで会談。
合意に至った場合、来年3月に米国での国際会議に合わせて、安倍晋三首相と、朴槿恵(パク・クネ)大統領による首脳会談を行い、共同文書を発表する案が浮上している。年末ギリギリの日韓交渉の背景として、米国が朝鮮半島情勢の緊迫化を懸念して、韓国に圧力をかけたとの見方が強まっている。
 「日本の立場を変えることはあり得ない。(岸田氏には)高いハードルが待っている」官邸周辺は、こう語った。岸田氏は28日午前、羽田空港を出発した。同日夜に帰国予定で、会談結果を安倍首相に速やかに報告する。
 慰安婦問題をめぐっては、日本は1965年の日韓請求権協定で「完全かつ最終的に解決済み」との立場。一方、韓国は協定の対象外で、国家による法的責任の明確化と賠償を要求するなど、両国の隔たりは大きい。
 日本政府は人道的見地から、韓国が問題を二度と蒸し返さないと「確約」し、ソウルの日本大使館前に設置された慰安婦像を即時撤去すれば、元慰安婦の生活支援を目的とした日韓共同の新基金創設を検討している。ただ、硬化した日韓双方の世論の理解を得るのは簡単ではない。
 「反日」教育で凝り固まった韓国側も強硬だが、日本人も自虐報道から目覚めつつある。日経新聞は28日朝刊に、世論調査の結果を掲載した。安倍首相が進める日韓関係の改善については「評価する」が75%に上ったが、慰安婦問題では「譲歩する必要はない」が57%を占め、「必要がある」の24%を大きく上回っていた。
 インターネット上では、慰安婦問題の大誤報を認めた朝日新聞に対し、「慰安婦見舞金は朝日新聞が払うべきだ」 といったキャンペーンまで始まっている。
 こうしたなか、日韓交渉の背景として、朝鮮半島情勢の悪化を受けて、米国が韓国にメッセージを送ったとの分析が浮上している。
 朝鮮半島情勢に精通する元公安調査庁調査第2部長の菅沼光弘氏は「米国の韓国に対する圧力が最大の要素だろう」 といい、続けた。
 「米国の軍事・情報当局は現在、北朝鮮の核開発が『小型化など、相当進んだ』とみて緊迫化している。これは韓国の軍事的脅威だが、朴政権は慰安婦問題に固執し、自国の安全保障にとって重要な日本を軽視している。日米同盟を傷つける言動を続けている。シャーマン米国務次官が今年2月、朴政権の対日政策を『このような挑発は進展ではなく機能停止をもたらす』と批判した。日米関係が極めて良好ななかで、オバマ政権は『韓国はいい加減にしろ』と思っている。
韓国がゴネるようだと、米国は見捨てかねない」
zakzak 2015.12.28
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20151228/frn1512281200010-n1.htm

 更に米国では米国内で慰安婦像の建設中止を呼びかけたようだ。

米政府 韓国系団体に活動の自制呼びかけ(NHK)

 日本と韓国が慰安婦問題の最終的な解決で合意したことを受けて、アメリカ政府は、アメリカ国内で慰安婦を象徴する銅像の設置などを推進してきた韓国系の団体も、合意を尊重して活動を自制するよう呼びかけました。

日韓両政府は外相会談で慰安婦問題を「最終的かつ不可逆的に」解決することで合意しましたが、アメリカで慰安婦を象徴する銅像の設置などを推進してきたカリフォルニア州の韓国系市民団体などは不十分な内容だと批判し、活動を続ける方針を示しています。

これについて、アメリカ国務省のトナー副報道官は29日の記者会見で、「すべての人が今回の合意についてそれぞれ判断すると思うが、われわれはアメリカにいる人も含め合意を支持することを強く望んでいる」と述べました。そして、「そのことが和解を促進する重要な印であり、最後には市民社会の支持が不可欠だと確信している」と述べ、アメリカ国内の韓国系団体も今回の合意を尊重し、活動を自制するよう呼びかけました。

アメリカでは、韓国系団体の働きかけで2007年に議会下院で慰安婦問題について、日本政府に公式な謝罪を求める決議が採択されたあと、各地で慰安婦を象徴する銅像や決議を記した石碑を設置する動きが続いています。
(引用ここまで)

 韓国内の騒動は「韓国国内で処理しろ」と言うことのようだ。大変だ韓国、分裂が単なる予測で無くなっているようだ。北朝鮮と未だ休戦中なのに。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする