共同通信 2016年1月8日 22時12分
日英両政府は8日、外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を東京都内の飯倉公館で開いた。南シナ海での人工島造成を進めている中国に関し「大規模な埋め立てなど威圧的、一方的な行動に反対し自制を求める」とする共同声明を発表した。英国は「日本はアジアの最も緊密なパートナー」と位置付け、安全保障分野での協力強化へと踏み込んだ形だ。
双方は、中国船が領海侵入を繰り返す沖縄県・尖閣諸島をめぐり「東シナ海の状況への懸念」を表明した。防衛装備品や防衛技術に関する共同研究を進めて協力を強化することも確認した。
http://this.kiji.is/58180338041030137
「日英両政府:南シナ海での人工島造成を進めている中国に関し『大規模な埋め立てなど威圧的、一方的な行動に反対し自制を求める』とする共同声明を発表」
「英国は『日本はアジアの最も緊密なパートナー』と位置付け」
「中国船が領海侵入を繰り返す沖縄県・尖閣諸島をめぐり『東シナ海の状況への懸念』を表明」
英国の外交方針が良く見えない。二枚舌外交の本領か?しかし日英同盟と言う実績もある。国際法は殆ど英国が中心で定められたものである、特に国際海洋法は英国が定めた法である。中国は見限ったということか?昨年習近平総書記が訪英して半年も経過していないぞ。この時の英国王室の不興は目を見張るものがあった。晩餐会のワインが1989年の「天安門事件」の年のワインであったり、エリザベス女王が手袋したままだったり、チャールズ皇太子が習近平総書記に露骨に嫌な態度を取ったりと英国王室とキャメロン政権は対立したようにさえ見えた。更に直後HSBCが本社を米国に移した。HSBCだけで一昨年2600億円相当の税金を英国に納めている。それが逃げた。ロンドンの金融センターであるシティの凋落かとさえ噂された。
防衛技術協力は既にXASM-3対艦ミサイルの開発を共同で行っている。Mac.3(約3,600km/h)以上(噂ではMac.5《約6,000km/k》)の高速で、中国軍に現在対抗手段はないと言われている。「X」が着いているので未だ開発中と言うこと。
白いミサイルがXASM-3
米国との関係はどうするのか?確かに現在米国の機密情報共有ランクは、Aランクに英国はある。日本はBランクである。因みに今回の北朝鮮の水爆実験、日本政府には米国から事前通報があったそうだ。韓国には無かったと騒いでいる。
日米英の軍事同盟であればこれはある意味心強いものがある。英国の諜報機関MI-6の諜報能力や分析能力はCIAも一目を於いている。この諜報能力が協力してくれるならば日本はありがたい。して英国のメリットは何なのか?
ロスチャイルド財団、サスーン財団、クーン・ローブ財団と言う国際ユダヤ資本の雄セブン・シスターズのEU側の元締めたる英国、更に英国王室と日本の皇室との仲を考えるに悪い話ではない。
故岡崎久彦氏(元タイ大使、安倍家ニ代渡る外交顧問)が言うように、「日本はアングロ・サクソン陣営にいた時の方が、メリットが大きい。歴史が証明している」とあるが、米英二大アングロ・サクソン国と同盟が結べればこれほど心強いことはない。因みに米国の国旗にある13本のストライプは建国時の東部13州を意味している。建国時はホワイト、アングロ・サクソン、プロテスタントの国作りであった。故に東部のWASPと言われる米国の支配階級?が米国の本質である。因みロックフェラー財団、メロン財団、デュポン財団、モルガン財団がセブン・シスターズの米国側のメンバーである。
13本のストライプは建国時の13州、星は州の数
ユダヤ資本は飽くまでも投資家でありその元なる資本は、EUや世界の王候貴族、WASPたちの資本である。英国ではロスチャイルド家は男爵家(爵位最低)である。
米国が国際連盟設立した目的の一つが日英同盟を潰す事にあった。米国との調整が上手くいくことが条件であるが、日英同盟復活も悪い話ではないと思うのであるが如何かな?