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やっと尖閣に米海軍が動いた!

2016-08-25 00:00:42 | 外交と防衛

 やっと米軍が動いたようだ、強襲揚陸艦ボノム・リーシャルを尖閣周辺海域に派遣した。

《 米軍は中国と日本が領有権を争う東中国海(東シナ海)の釣魚島(日本名・尖閣諸島)に「動き回る軍事基地」と呼ばれる強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」を投入した。人民網など中国メディアが17日報じた。
 
最近釣魚島海域に武装警備船や漁船を大挙して派遣し、緊張を高めている中国に圧力をかけるのが狙いとみられる。米国と日本は昨年5月、米防衛協力指針(ガイドライン)を改定し、尖閣諸島など島部を両国の共同防衛範囲に含めた。
 ボノム・リシャールは米海兵隊に所属し、戦闘地域で陸海空の作戦を展開する軽空母級の攻撃艦で、戦闘機とヘリコプター約40機を搭載できる。 》

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/08/19/2016081901203.html
引用元: http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/news4plus/1471605487/

 佐世保が母港の強襲揚陸艦である。搭載されている戦闘機と言っても未だAV-8BハリアーⅡか?それともF-35Bなのか?いずれも垂直離着陸機である。ここで米軍のスタンスがわかる。F-35Bならば運用テストと言うことになる。

 AV-8B ハリアーⅡ 1980年代~

 F-35 最新鋭機(写真はB型と異なり同型のF-35A、A型には垂直離着陸機能はない)

 

 空母と強襲揚陸艦との違いは、空母は固定翼機の離発艦をメイン業務とする艦船である。スチームor電磁カタパルトを装備し、アングル・ド・デッキを有し、光学着艦誘導装置という空母の3種の神器を有しているのが現代の空母の条件である。スキージャンプ式の発艦では軽戦闘機しか運用できない。

 強襲揚陸艦の場合、ヘリや垂直離着陸機とLCAC(ホーバークラフト)数機を搭載する。対潜哨戒の洋上の基地にもなり得る。米第7艦隊の旗艦もブルー・リッジと言う強襲揚陸艦である。

 LCAC 戦車やトラックを揚陸させる

最も単艦での行動などするハズもない。戦隊(艦隊の小型版)で行動する。ボノム・リシャール遠征打撃群が本気を出すと韓国軍と北朝鮮軍を滅せるとトランプに聞いた。との書き込みもあった。

 第二次世界大戦時の空母と同等の排水量(大きさ)である。素人には空母と区別がつかない。海自の「いずも」や「ひゅうが」等を「空母」と喚いているようでは、当然区別はつかない。が、現代戦のカテゴリーでは「空母」ではない。用途が違いすぎる。これ世界の常識。 

 グァム島に、B-52、B-1、B-2も揃い、ボノム・リシャールも待機したぞ!どうするかな?中国人民解放軍海軍部。人民解放軍も一枚岩でない、陸軍中心の5大軍区それぞれと金食い虫の海軍部とでは犬猿の仲である。中国の場合、共産党か各軍区別に国際的に非難すれば暴発の可能性も高い。他の軍区など全く他国の軍隊と同じ感覚だそうだ。

  海自も憲法の制限が無ければ、領海内の外的を排除(攻撃)できるが、現在の9条下では正当防衛か緊急避難しか許されない。現代戦はミサイル戦の時代にそれでは、先ず「死ね」と海保や海自の隊員に言っているようなものである。それを十分承知して中国は尖閣にチョッカイを出している。

 ハーグの仲裁裁判所の判決さえ無視する相手に「話し合い」など通用するか?こちらの力を見せ付けないと話し合いさえ成立しないぞ!中国の要求を一方的に受容れることを話し合いとは言わないのだよ!!左翼の方々。

 今回は米軍がボノム・リシャールを動かしてくれたが、トランプ氏が大統領となれば日本独自で行動しなければなくなる。楽観論で国は守れない、国防は常に悲観論に立って構築せねばならない。「予測できませんでした」では多くの犠牲者を出すこととなる。

  当然このニュースは報じられるベキものである、米国が日米安保条約を履行しているのだから。あれっ!やっぱり報じられていないのか?マスゴミが中国の出先機関と自ら認めたような事態ではないか?日本の安全より日中記者交換協定の順守か?

コメント (1)
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