日中友好条約交渉時の外務大臣は故大平総理である。この大平総理が日中友好について興味深い予言を残している。「40年後に日本にとつて困った敵を作ることになった」と。
田中角栄総理の影に隠れて印象の薄い総理であった。最後は選挙公示前に病死(1980年)で自民党の弔い合戦とやらで瀕死の自民党が選挙に勝利した。この大平総理の死に陰謀の噂が医学会にはある。当時、現在と違い虎ノ門病院はまだCTスキャナも設置されていない、国家公務員用の病院で国会からも近い病院であった。しかし近さだけならば慶応病院もありCTスキャナも有していた。CTスキャナの有無は病状の部位を発見する上でも非常に有効である。しかも救急車に虎ノ門病院を指示した人物が未だに不明である。
40年近い年月が経過した現在、中国は尖閣諸島を狙う日本の敵としてその脅威が日に日に報じられている。日中記者交換協定で縛られている日本のマスゴミでも報じねばならないほどの脅威である。
幸福の科学が大平元総理を持ち上げているようだが、その件とは全く別の話である。霊的予言と言うよりは、シャーロクホームズ的社会科学の予想と言うほうが正解である。中華思想の本質を見抜いた大平総理の推理力の凄さに改めて驚く。
日本は中国の台頭をもって憲法改正を行なう必要性が高くなった。中韓が大人しかったら日本のお花畑の国民は自衛隊の増強を望まなかったであろう。正に寝た子を起こしたわけである。
【ワシントン=加納宏幸】ジョー・バイデン米副大統領が中国の習近平国家主席に北朝鮮核・ミサイル問題での協力を求めた際、「日本が明日にでも核を保有したらどうするのか。彼らには一晩で実現する能力がある」と発言したことが23日、分かった。
バイデン氏が米公共放送(PBS)のインタビューで語った。
習氏との協議の時期は明らかにしなかったが、習氏が「中国軍は米国が中国を包囲しようとしていると考えている」と述べたのに対し、バイデン氏が日本に触れ、米中の連携がなければ日本の核保有があり得るとの認識を伝えたという。2016.6.24
日米安保条約は日本を米国の手元に置き大人しくさせるためという事実を明白にしてくれた記事である。
国際社会は「右手で握手、左手にダガー(両刃の短剣)」と言うビスマルクの言葉がここでも現実味を帯びる。
1970年初頭の日本で外務大臣に就かれ、日中友好の責任者として生きてこられた大平総理の中国に対する発言は、重い。
日本の左翼系マスゴミは無視したい事例であろうが、ネット時代の現在そういうわけにはいかない。