知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

事業所開所予定が・・・

2019年02月02日 | Weblog
物事は、なかなかスムーズに進まないですね。


今回の事業所の新規開所に向けた活動も、やや停滞気味です。現場で動いている人間にとっては、非常にモヤモヤしたものを感じます。





昨日、2月1日付けで就労継続支援A型事業所を開所予定でしたが、現実は・・・


新規事業を開設するにあたっては、様々な手続きが必要になります。特に、地元の圏域の申請は一番の重要な部分で、ここが認められないと、進まないのが現実です。


今は、そこで立ち止まっている状態です。




思ったのは、地方に行くと、その申請場所が遠く、存在する庁舎関係も少ないことですね。実際に、どんどん地方に行くに従い、その点在する場所の距離は、大幅に広がります。


現在の地域で20~30km、大都市なら街を横切ってしまいそうな距離です。



また、その直接対応していただける庁舎の課も、対応者によって、非常に好意的か、はたまた拒否的かによって、その申請にかかる時間も大幅に変わります。


こういう事業は、当然ながら、地元にとっては有意義なものと考えています(それは人によって、拒否される方もいるかも)。


この1か月間、地元の福祉関係の事業所・関係官庁・その他地元企業の方とも、名刺100枚がすぐになくなるくらい、挨拶周りをし、お話を聞かせていただきました。


どこ共に、歓迎の意を示していただき(まあ、表向きもありますが)、好意的な感覚を得ました。



しかし、一番拒否的だったのが、その申請関係の庁舎の課だったのです。



地元にとって、そういったものが必要でないと考えられるのか? その申請が完璧でないと、いけないのか(金銭面・設備面・人材面・内容等含め)? 申請の対応が面倒なのか? 

それは、こちらにとっては、全く分かりません。



確かに、いつの時代にも、胡散臭い事業展開をする人はいます。そういう意味では、確実なものが提示出きることは、非常に重要な要素とは思います。簡単に認めてしまうと、いかがわしい事業や、宗教団体、本当にこれでやれるのか?と見るからにおかしな会社等・・・、あるのは事実です。



しかし、私たちの事業は、そういった部分とは、違う分野のものだと考えています。



現実的に、地元でお話しを伺い、こういった事業が必要な方が、どのくらいおられるのか調べても、拒否的な感覚はありません。




事業に関する大元の方が、1か月間走り回り、書類を整備し、準備を行い、申請をしても、窓口で「この部分が違う」「ここが抜けている」等、いろいろ難癖をつけて、拒否され、そのため申請がなかなか通りません。

そのせいで、形はすでに稼働出来る状態にあるのに、その根本的なところで、立ち止まっています。



事業所のパンフレットにも、「2月1日開所」と大きく書いてありましたが、現実は・・・


地元の関係者の方は、非常に積極的で、見学に来られたり、様々な行事・連絡会等への参加も連絡していただけます。


開所(予定だった)初日にも、利用者候補の方が、見学に来られ、初日からのスタートはかなわなかったものの、手ごたえは感じました。



うわさによれば(あくまでもうわさです)、過去にもそういう経緯が数件あったそうです。今回も、同時に同じ圏域にA型事業所が出来る話を聞きましたが、直前になり取りやめになったそうです。そこは、ここの圏域にこだわらない感じだったので、おそらく、申請に対し拒否的な庁舎関係があるのなら、他の圏域でスムーズに事を進めたほうがいいと判断されたのでは・・・と聞きました。(本当にあくまでもうわさです)



まあ、そんなうわさをさておき、今の状況は非常に難しいと言えます。


1日から開所できるつもりで、準備していた仕事も、結局、職員だけで行うことになり、なんか矛盾を感じました。笑えない話です。




こういう状況は、全く予想していなかったので、正直、少し意気消沈気味です。


 
コメント
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