知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

就労継続支援A型事業所の方向性は・・・

2019年02月20日 | Weblog
連日の投稿です。


今日は愚痴ではありませんので・・・




今日も、一人黙々と利用者さん向けにもらってきた内職をやっています。

若手は、大好きな不動産業務をこなすのに、走り回っています。おそらく、自身は忙しいし、私より頑張っている気分なんでしょう。(私の息子に近い年齢ですね)



利用希望の方からの連絡待ち状態なんですが、今日もありました。本人やハローワーク、また他市(少し遠い)の福祉事務所からも・・・。

肝心の地元の方は、なかなかありませんね。残念です。



今のところ、仕事は内職程度しか準備していません。

どんな利用者の方が来られるか分からない状態で、むやみに新しい仕事は取れません。(結局、職員仕事になってしまう)



現在の状況で言えば、まずは各自身の住んでいる福祉課やハローワーク、または支援センター等への問い合わせからでしょう。

次に、そこからの連絡・・・、そして見学・・・。


その段階までは数件ありました。


その次が進まない。なぜか・・・???




以前、B型作業所に勤務していたときも思ったのですが、A型事業所(作業所)が、このままやっていけるのか?という大きな疑問は持っていました。

私の住む地元でも、すでに経営的に難しい状況に陥っているところがほとんどです。


大阪の実習に行った先も、決して安泰ではありません(十分な利益は上がっているようですが)。


国の施策が、安易な考えであることは、様々なところで述べられています。特にここ数年の状況はひどいですね。


最低賃金という名目は、働く障害者の方々には、非常に”甘い” ”惹かれる”言葉です。

でも、一般の勤労者からすると、その程度の仕事で最低賃金もらえるなら、自分が行くよ・・・と言われそうです。実際の労働時間も短いことが多いですね。


それでも、一般就労が出来ない方々に対する方策としては、悪いものではないんですが、結局はその方法ですね。


ねらいは、正しいんですが、実際問題やっていけない・・・というのが真実です。



A型事業所で、なんとか維持出来ているところは、ほとんどが(いわゆる)裏的な利益をあげる努力をされていますね。※別に法に触れるようなものではないですよ。



そういう方法でしか、A型が維持出来ない状況を作ったのが国の施策なんですから・・・。



私の今、勤務する事業所も、何かその方法を模索中です。若い職員が不動産で走り回っているのも、その一部でもありますね(3分の1くらいですが)。



今後、A型事業所は、どこに向かっていくのでしょうか? 



コメント
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