知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

企業説明会に行きました。

2023年04月13日 | Weblog
今、この(就労継続支援)業界では、多少話題にあがる、障害者雇用の農園作業について。


いわゆる、大企業さんが、障害者雇用において、代行的に行う場所があります。
特に最近は、屋内(屋外もあります)農園で、障害者(療育手帳の方が多い)が働く場を作り、
大企業側の雇用の手助けを行う、といった形ですね。


流れとしては、説明会に行き、実際に作業(簡単な農作業)を経験し、企業側の参入があれば、
面接をしてもらい、採用に至る・・・といったものです。

ブロックに分かれており、それぞれに3名の障害者の方が作業に取り組み、そのグループを一般の農場長という方がサポートする。
といった方法です。


そのブロックを、企業側が買い取り(実際は借りている形?)、そこで採用された障害者の方がグループを組んで勤務するということです。
つまり、その障害者の方々は、基本その企業の一員になったわけで、雇用保険等、また待遇等も、その企業に準じる(同じではないですが)ものが提供されます。
実際には、給与は最低賃金よりも、やや上回る程度ですが、作業内容的には、それほど重労働でもなく、
いわゆる屋内農園にて野菜を育てる・・・といった作業が中心です。(屋外作業では、ビニールハウスでの作業になるので、夏季等は多少辛いですね)


私の事業所でも、数人が実習を行い、実際に現在3名が勤務しております。(1名は合わずに退職しましたが)

今回も、新たに1名の方が企業面接に向けての、企業説明会に参加しました(引率してきました)。


会社名を聞くと、結構全国規模の大手が多いですね。
おそらく、この農園でブロックを確保するには、結構の金額が必要なようです。

ただ、何もなく、障害者雇用の数を満たすには、方策が足りずに、こうした代行業者に頼ることになりますが。
障害者を雇えずに、罰則金を払った方がいいのか、こうした代行業者を利用したほうがいいのか、は分かりません。
実際の金額は教えてもらえませんでした。


それでも、世の中で就労継続支援A型や、B型等で勤務されている中には、自分に見合った就労場所がなく、
こうしたところがあることで、比較的順調に就労に向かうことが出来るので、
実際に活用されている方も多いですね。


実際には、来週に企業面接が行われるのですが、やはり基本、面接練習も必要であり、実際に現在行っています。


今回の方は、能力的は高いのですが、一般には不安障害もあり、緊張感も強く、難しいため、こういった場所での就労となりました。

まだまだ年齢的には若い方なので、ここをベースに、様々な経験をし、さらなる企業へのステップアップになればと、考えています。



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