知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

現状は厳しい。

2021年05月19日 | Weblog
ネット記事を見ていて、気になったものがありました。

「大卒の新人をたった1週間で退職に追い込んだお局職員の"ある口癖"」(PRESIDENT Online より)
https://president.jp/articles/-/46002


内容は、ある介護施設に入職した大卒の新人職員が、その施設の体質や内部の習慣、特に先輩職員(古手の方)の執拗ないじめもあり、1週間で辞めてしまった・・・というものです。
詳しくは記事を読んでもらえれば分かると思いますが、この記事の元は、現役の介護職員である「真山剛」氏の著書「非正規介護職員ヨボヨボ日記」(三五館シンシャ)の一部を再編集したものだそうです。

この真山剛氏の経歴(非常にユニークです)も気になりますが、実際に介護現場での実態、ほとんど一般の方は目にしない状況を現役の介護職員さんの目で見た様子が分かります。


これは、介護施設に限らず、様々な介護・障害者入所施設でも、同様の現実・実態があると思います。
以前から投稿しているように、現場の様子などは、事件にならない限り、一般の方の目に触れることはありません。また事件と言っても、職員が入所者を虐待し死者を出した・・・とか、経営者が横領した・・・とか、本当に普通の会社でも問題になるような事件でないと、明るみにならない・・・というのが真実です。(それは世間の関心と、マスコミの記事へ掲示の方法にも問題があると感じます)


特に、現在のコロナ禍の元では、現場は大変な状況です。

介護・支援される側も人間なら、介護・支援する側も人間であり、お互いに大きなストレスを感じながら生きている・・・これが現実です。


ならば、どう解決していけばいいのか・・・?という課題に行きあたりますが、解決方法はなかなか見つかりません。
単純に職員の給与を上げればいいとか、人員を増やせばいい・・・とか、おそらく少しの解決にはなるかもしれませんが、根本的な解決方法ではありません。ただ、実際はそういう解決方法は無理な場合がほとんどです。
まず、賃金問題や人員問題は、経営と大きく繋がっています。
どちらも、経営本体がしっかりしていれば、ある程度対応出来るとは思いますが、国にあるほとんどの施設は、難しいでしょう。(これは病院経営でも言えると思います)


また、職員の育て方、管理職や先輩職員の資質にも問題がある場合も多いです。

職員の入れ替わりが激しい施設は、おそらくそういう部分が出来ていないと考えられます。


この件について思うこと、考えることは、翌日投稿したいと思います。(投稿中に急用が出来ました、ごめんなさい)



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