新年度を迎えました。
他の施設等では、大きな人事異動もあり、変化もあるようですね。もちろん、私の勤務する作業所は、何も変わらない日常が続いています。
作業所関連の法律改正もあり、徐々に現場では、難しい状況が生まれているのは、特に勤務されている方や、経営されている方々には、頭の痛い問題ですね。
結局は、実際に働いている利用者や、そこで勤務している職員に、直接的に関わってくる(影響してくる)問題だと思います。
まあ、それについては、次回以降にでも考えていきたいと思います。
今回は、たまたま観ていたTV番組で、NHKのBS1ですが、「ブレイブ 勇敢なる者”えん罪弁護士”完全版」を見て、いろいろ考えさせられる部分がありました。
これは、ある弁護士の方が、9割以上の確率で有罪の可能性がある事件を、科学的にも検証しながら、検察側に対して挑み、無罪に持って行ったことを、特集しています。
当然、相当の時間も必要で、お金の面(中にはカンパもあったようです)や自身の報酬面や、他の事件への影響もあったといいます。(実際に弁護を断った部分もあったようですね)
事件を他の人間が実証していくのは、様々な証言や事実確認等が必要になります。
この番組でも、日本の裁判制度の問題もあげていますが、確かに判決までの時間的な経過や、その間の被告の拘束等、一般社会で生活している方々には、分からない部分があります。無罪でも保証がないのは、一番の問題であり、無罪でも復帰後の保証も、確証がないのが、不安ですね。
私の友人の裁判も、結審が終わり、非常に残念な判決が出ました。
もちろん、応援している方々や、弁護士等は、皆 無罪を期待していたわけですが、それも叶わない結果になりました。
裁判の経過を約7割ほど見てきましたが(それ以外は、直接応援している方から状況を聞きました)、様々な方面からの検証や、当時の様子等を、現場の職員から聞き取り、また証言にもたたれました。弁護士の方も、非常に頑張って下さいました。(ただ、残念なのは、この福祉業界の実情を、あまりご存じない方だったのが、悔やまれます)
他のこの裁判を見て来られた方なら、裁判の経過の矛盾に気づかれていたと思います。
その事件現場を、実際に見ていない方(職員)が証言に立ち、自分の被告人に対する感情だけで(思い込み)話したり、医者の話等にも、矛盾があるのに、その部分を無視したり、証言や物的証拠等を見ていっても、つじつまが合わない部分が多すぎるのに、結果、最初から”結果ありき”の結論しかなかったことです。
なんのための裁判だったのか・・・ということです。
最終的に、何が結論を導きだしたのか?と問えば、原告の障害児が「嘘はつかない」という部分が、裁判官等に印象化されていたことがあると思います。
実際に、この福祉現場にいる職員の方々なら、「バカじゃない?」「アホか!」と言いたくなるような結論です。
施設職員や知的障害者を身内に持たれている方なら、この人たち(児も含め)は絶対に”嘘”は言わない・・・なんて思っていないでしょう。
未だに、そういった弁護士や裁判官の意識の中には、障害者は(特に障害児は)純粋だから、そんなことは絶対にない・・・という間違った認識が、はびこっているようです。
今回の裁判も、その部分が強調されて、今までの証言や証拠等は、あまり重視されませんでした。
私は、裁判の最初の頃に、「なぜ、その原告の障害児が、自宅からはるか離れた関西の施設にこなければならなかったのか?それ以前の在籍していた病院等では、どんな状況だったのか?、当時の施設内での状況は、どうだったのか・・・?等の証言が必要ですよ」と言いましたが、弁護士の方は、チンケな一施設職員の話など相手にしてくれません。(その時点で27年以上の施設経験もあったのですが・・・)
例えば、その障害児の証言が正しいとするなら、同室者や同居している他の障害児たちの話も聞いてもよかったのでは・・・?と思います。その障害児の言葉を正しいと認めるなら、同様のレベルにある障害児の話も、”嘘”はないわけですから・・・。
この番組でも、ベテラン弁護士が言っていましたが、「私たちは、どうしても検察側の証言をひっくり返そうと、その部分を考えてしまう」とのこと。
しかし、この弁護士の方は、別の真実の部分を明かそうと、科学的に実証したり、様々な方面からの見方をしています。
福祉業界は、介護を中心に暴力事件が起きています。実際は、表面化しているもの以上に、あると思います。
今後もこういった事件が起きてくる可能性はあると思います。そういう意味では、弁護士の方も、福祉業界に詳しい方が必要だと思います。
そういったものも含め、今回の裁判での控訴もありきですが、ただ現在の日本の裁判制度は、結局「お金」なので、その点が難しいですね。
他の施設等では、大きな人事異動もあり、変化もあるようですね。もちろん、私の勤務する作業所は、何も変わらない日常が続いています。
作業所関連の法律改正もあり、徐々に現場では、難しい状況が生まれているのは、特に勤務されている方や、経営されている方々には、頭の痛い問題ですね。
結局は、実際に働いている利用者や、そこで勤務している職員に、直接的に関わってくる(影響してくる)問題だと思います。
まあ、それについては、次回以降にでも考えていきたいと思います。
今回は、たまたま観ていたTV番組で、NHKのBS1ですが、「ブレイブ 勇敢なる者”えん罪弁護士”完全版」を見て、いろいろ考えさせられる部分がありました。
これは、ある弁護士の方が、9割以上の確率で有罪の可能性がある事件を、科学的にも検証しながら、検察側に対して挑み、無罪に持って行ったことを、特集しています。
当然、相当の時間も必要で、お金の面(中にはカンパもあったようです)や自身の報酬面や、他の事件への影響もあったといいます。(実際に弁護を断った部分もあったようですね)
事件を他の人間が実証していくのは、様々な証言や事実確認等が必要になります。
この番組でも、日本の裁判制度の問題もあげていますが、確かに判決までの時間的な経過や、その間の被告の拘束等、一般社会で生活している方々には、分からない部分があります。無罪でも保証がないのは、一番の問題であり、無罪でも復帰後の保証も、確証がないのが、不安ですね。
私の友人の裁判も、結審が終わり、非常に残念な判決が出ました。
もちろん、応援している方々や、弁護士等は、皆 無罪を期待していたわけですが、それも叶わない結果になりました。
裁判の経過を約7割ほど見てきましたが(それ以外は、直接応援している方から状況を聞きました)、様々な方面からの検証や、当時の様子等を、現場の職員から聞き取り、また証言にもたたれました。弁護士の方も、非常に頑張って下さいました。(ただ、残念なのは、この福祉業界の実情を、あまりご存じない方だったのが、悔やまれます)
他のこの裁判を見て来られた方なら、裁判の経過の矛盾に気づかれていたと思います。
その事件現場を、実際に見ていない方(職員)が証言に立ち、自分の被告人に対する感情だけで(思い込み)話したり、医者の話等にも、矛盾があるのに、その部分を無視したり、証言や物的証拠等を見ていっても、つじつまが合わない部分が多すぎるのに、結果、最初から”結果ありき”の結論しかなかったことです。
なんのための裁判だったのか・・・ということです。
最終的に、何が結論を導きだしたのか?と問えば、原告の障害児が「嘘はつかない」という部分が、裁判官等に印象化されていたことがあると思います。
実際に、この福祉現場にいる職員の方々なら、「バカじゃない?」「アホか!」と言いたくなるような結論です。
施設職員や知的障害者を身内に持たれている方なら、この人たち(児も含め)は絶対に”嘘”は言わない・・・なんて思っていないでしょう。
未だに、そういった弁護士や裁判官の意識の中には、障害者は(特に障害児は)純粋だから、そんなことは絶対にない・・・という間違った認識が、はびこっているようです。
今回の裁判も、その部分が強調されて、今までの証言や証拠等は、あまり重視されませんでした。
私は、裁判の最初の頃に、「なぜ、その原告の障害児が、自宅からはるか離れた関西の施設にこなければならなかったのか?それ以前の在籍していた病院等では、どんな状況だったのか?、当時の施設内での状況は、どうだったのか・・・?等の証言が必要ですよ」と言いましたが、弁護士の方は、チンケな一施設職員の話など相手にしてくれません。(その時点で27年以上の施設経験もあったのですが・・・)
例えば、その障害児の証言が正しいとするなら、同室者や同居している他の障害児たちの話も聞いてもよかったのでは・・・?と思います。その障害児の言葉を正しいと認めるなら、同様のレベルにある障害児の話も、”嘘”はないわけですから・・・。
この番組でも、ベテラン弁護士が言っていましたが、「私たちは、どうしても検察側の証言をひっくり返そうと、その部分を考えてしまう」とのこと。
しかし、この弁護士の方は、別の真実の部分を明かそうと、科学的に実証したり、様々な方面からの見方をしています。
福祉業界は、介護を中心に暴力事件が起きています。実際は、表面化しているもの以上に、あると思います。
今後もこういった事件が起きてくる可能性はあると思います。そういう意味では、弁護士の方も、福祉業界に詳しい方が必要だと思います。
そういったものも含め、今回の裁判での控訴もありきですが、ただ現在の日本の裁判制度は、結局「お金」なので、その点が難しいですね。
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