今日は『外伝系モビルスーツ(以下、MS)・デザイン編纂』について。
外伝系MSといっても、特に一年戦争・外伝系ゲームをほぼ総括して扱った『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』に焦点を当てたいと思います。
まず『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』の説明から(以下、Wikipediaより)
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【機動戦士ガンダム サイドストーリーズ】
『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』(きどうせんしガンダム サイドストーリーズ)は、2014年5月29日にバンダイナムコゲームスから発売されたPlayStation 3用ゲームソフト。
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何故、今、PlayStation 3用ゲームソフト『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』なのか。
それは、このゲームでデザインされ、印象が大きく変わった外伝系MSあるからです。
ゲームMSデザインは時代と共に進化しています。
以前ご紹介した『機動戦士ガンダム バトルオペレーション code FAILY』等は、その最先端ですよね。
『機動戦士ガンダム バトルオペレーション code FAILY』
(タイトルをクリック頂くと、同作HPへ飛びます。)
ただ、過去の一年戦争・外伝系MSにスポットを当てて、ある程度MSを網羅しているとなると『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』に注目したいのです。
何しろ『パネルライン』『色分け』が秀逸。
ガンプラHGの筋彫りにもそのまま採用するだけで、大幅ディテールアップされる事請け合いです。
『PlayStation 5』では、『PlayStation 3用ゲームソフト』は遊べませんので、MSデザインだけでも手に入れたいという方は、コチラがお薦めです。
『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ ビジュアルコンプリートガイド』
(タイトルをクリック頂くと、角川HPへ飛びます。)
本作のMSデザインは所々に『青系の発光パネル』があり、それが当時賛否両論でした。
しかし、それがダメな人はそれを無視すれば、『パネルライン』の見本として大いに参考にできると想います。
『パネルの色分け』もガンプラHGを『RG化』にするモデルになります。
多数のRG化されていない外伝系MSが登場してますから、RGモデル・元デザインの見本市ですよ。
コーションはロゴ以外無いのですが、パネルの参考には重宝します。
ただ、デザインを変更しているMSもあり、今では元デザインを優先して「サイドストーリーズ版」が世間で認知されていたりするので、注意が必要なMSもあります。
特に注意したいのが『ザクⅠ S型(ゲラート・シュマイザー専用機)』
【ザクⅠ・S型(ゲラート・シュマイザー専用機)】サイドストーリーズ版
注目すべきは胸部。
ゲラート・シュマイザーがランバ・ラルと旧知の仲だからか、『ザクⅠ(ランバ・ラル専用機)』のカラバリのようなデザインにしています。
『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』(以下、ジオニックフロント)での元デザインは、コチラ。
【ザクⅠ・S型(ゲラート・シュマイザー専用機)】
胸部装甲が、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の『陸戦型ザクⅠ(トップ専用機)』を踏襲しています。
ちなみに当ブログ開設のきっかけとなった『機動戦士ガンダム カードビルダー』はコチラ。
元のデザインを踏襲しています。
元ゲーム『ジオニックフロント』は、徳島先生が関わって無いので、『サイドストーリーズ版』=徳島版とも言えそうです。
徳島版『旧知の仲ランバ・ラル専用ザクⅠと類似性あるデザイン』とするか『元のデザイン』を大事とするか、答えの無い話ですが「(ガンプラ製作等で)拘る方」は注意が必要ですね。
徳島先生は『外伝系・一年戦争ガンダム・ゲーム』の先駆者的な方であり、『サイドストーリーズ』は氏が監督しているので、『ジオニックフロント』以外のほとんどの他作品は『セルフ・リファイン』といえます。
一方でタイアップ漫画化を果たした、夏元先生のアレンジも見逃せません。
わかりやすいMSデザイン差異は、『アクトザク(指揮官機)』でしょうか。
【アクトザク(指揮官機)】サイドストーリーズ版
言わずと知れた夏元先生のコミック『機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに・・・』のアクトザクは、コチラ。
【機動戦士ガンダム外伝REBELLION 宇宙、閃光の果てに・・・全3巻】
(タイトルをクリック頂くと、角川HPへ飛びます。)
外伝コミックの名作の1つですよね。
余談ですが、当コミックをご購入される場合、後日加筆されている『REBELLION版』がお薦めです。
話は戻りますが、マレットのアクトザクは、コミック版は「機動戦士Zガンダム」のカラーを意識したような紫系。
このカラーは部隊のリックドムⅡと同系色なので、夏元先生の中で「マレット特戦隊の部隊カラー」なのかも知れません。
更に、コミック版アクトザク(マレット機)は肩アーマーが二重になっております。
ちなみに、『機動戦士ガンダム カードビルダー』では『アクトザク(指揮官機)』はありません。
夏元先生デザインのカードはあるんですが、ゲームに気を使って『青い一般機のアクトザク』を描かれてます。
夏元先生と言えば、『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』コミック。
連邦側の主人公・マット・ヒーリィが搭乗する『陸戦型ガンダム』は、ゲーム版では一般的な『陸戦型ガンダム』です。
【陸戦型ガンダム】サイドストーリーズ版
夏元先生のコミック『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』の陸戦型ガンダムは、コチラ。
右肩と小型楯にオレンジ色で、デルタ小隊1号機の意味となる『D:Ⅰ』表記があります。
心なしか胸の青も明るいです。
手前にいる『ジム先行量産型』カラーも『機動戦士ガンダム カードビルダー』と同じ『ボディカラーが白』です。
『ジム先行量産型』機動戦士ガンダム カードビルダー
ただ、同作『REBELLION版』陸戦型ガンダムは、ボディカラーは一般機カラー。部隊ロゴもオレンジ色ではなく一般的なグレー。
【機動戦士ガンダム戦記REBELLION Lost War Chronicles 全2巻】
(タイトルをクリック頂くと、角川HPへ飛びます。)
外伝漫画の金字塔的作品です。
「REBELLION版」表紙の陸戦型ガンダムは降下作戦のようです。
つまり、デルタ1・陸戦型ガンダムは以下のいずれかと考えられます。
①デルタ1・陸戦型ガンダムは、降下作戦まで一般カラー・一般部隊ロゴだったが、それ以降はボディカラーが明るめに塗り替えられ、部隊ロゴもオレンジ色になった。
②デルタ1・陸戦型ガンダムは、実戦では一般カラー・一般部隊ロゴだが、教導隊編入時にボディカラーが明るめに、部隊ロゴもオレンジ色へと塗り替えて運用している。
③夏元先生が当初の色設定を改めて見直した際に不満に感じた為、REBELLION版執筆の際に色設定を変更した。
①や②だとロマンがあります。
個人的には②の理由で塗り替えたけど、そのまま実戦参加時に塗り替えせず運用したとかかなあ・・・と。
ただ、降下作戦で「デルタ1・陸戦型ガンダム」は中破してるので、再塗装は実際にしている可能性は高いです。
この作品、ジオン側チーム『外人部隊』も独自の部隊マークやカラーがあります。
陸戦型ゲルググ・陸戦型ザクの二の腕、陸戦型ザクの右楯に黒い2本ライン。
陸戦型ザクの左肩スパイクが黒に塗り分け。
画像に無いですが、陸戦型ザク(隊長機)は左肩アーマーも黒です。
しかしゲーム版は(アップリケ・アーマーはありますが)一般的なJ型ザクです。
『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』『機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに・・・』ともに、最初にゲームありきでコミックがコラボした流れのはずですから、元デザインといえばゲーム版でしょうが、コミック版の印象の方が強いと感じます。
コチラも徳島・ゲーム版、夏元版どちらを大事とするか、答えの無い話ですが、『(ガンプラ製作等で)拘る方」は注意が必要ですね。
他にもコミック版とゲーム版でデザイン差異のある一年戦争・MSは多いです。
最近だと(でもないか)コミック版『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で』が完結しましたが、これもゲーム版とMSデザイン差異が大きいですね。
【機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で 著:才谷ウメタロウ 全4巻】
(タイトルをクリック頂くと、角川HPへ飛びます。)
コチラはゲーム発売から大分経過してからコミック化されました。
繊細なタッチで作風とゲームの雰囲気がマッチしてます。
MSは大胆なアレンジがされていて、連邦側は主に足し算アレンジ、ジオン側は引き算アレンジしているイメージです。
特に「ジム(ホワイトディンゴ隊仕様)」「グフ」「陸戦型ゲルググ(ヴィッシュ・ドナヒュー専用機)」が大きくアレンジされています。
一年戦争・外伝系は現在「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」「機動戦士ガンダム code FAILY」も連載中。
皆さんの心の中の外伝系MSはどれでしょうか?
外伝系MSといっても、特に一年戦争・外伝系ゲームをほぼ総括して扱った『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』に焦点を当てたいと思います。
まず『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』の説明から(以下、Wikipediaより)
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【機動戦士ガンダム サイドストーリーズ】
『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』(きどうせんしガンダム サイドストーリーズ)は、2014年5月29日にバンダイナムコゲームスから発売されたPlayStation 3用ゲームソフト。
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何故、今、PlayStation 3用ゲームソフト『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』なのか。
それは、このゲームでデザインされ、印象が大きく変わった外伝系MSあるからです。
ゲームMSデザインは時代と共に進化しています。
以前ご紹介した『機動戦士ガンダム バトルオペレーション code FAILY』等は、その最先端ですよね。
『機動戦士ガンダム バトルオペレーション code FAILY』
(タイトルをクリック頂くと、同作HPへ飛びます。)
ただ、過去の一年戦争・外伝系MSにスポットを当てて、ある程度MSを網羅しているとなると『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』に注目したいのです。
何しろ『パネルライン』『色分け』が秀逸。
ガンプラHGの筋彫りにもそのまま採用するだけで、大幅ディテールアップされる事請け合いです。
『PlayStation 5』では、『PlayStation 3用ゲームソフト』は遊べませんので、MSデザインだけでも手に入れたいという方は、コチラがお薦めです。
『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ ビジュアルコンプリートガイド』
(タイトルをクリック頂くと、角川HPへ飛びます。)
本作のMSデザインは所々に『青系の発光パネル』があり、それが当時賛否両論でした。
しかし、それがダメな人はそれを無視すれば、『パネルライン』の見本として大いに参考にできると想います。
『パネルの色分け』もガンプラHGを『RG化』にするモデルになります。
多数のRG化されていない外伝系MSが登場してますから、RGモデル・元デザインの見本市ですよ。
コーションはロゴ以外無いのですが、パネルの参考には重宝します。
ただ、デザインを変更しているMSもあり、今では元デザインを優先して「サイドストーリーズ版」が世間で認知されていたりするので、注意が必要なMSもあります。
特に注意したいのが『ザクⅠ S型(ゲラート・シュマイザー専用機)』
【ザクⅠ・S型(ゲラート・シュマイザー専用機)】サイドストーリーズ版
注目すべきは胸部。
ゲラート・シュマイザーがランバ・ラルと旧知の仲だからか、『ザクⅠ(ランバ・ラル専用機)』のカラバリのようなデザインにしています。
『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』(以下、ジオニックフロント)での元デザインは、コチラ。
【ザクⅠ・S型(ゲラート・シュマイザー専用機)】
胸部装甲が、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の『陸戦型ザクⅠ(トップ専用機)』を踏襲しています。
ちなみに当ブログ開設のきっかけとなった『機動戦士ガンダム カードビルダー』はコチラ。
元のデザインを踏襲しています。
元ゲーム『ジオニックフロント』は、徳島先生が関わって無いので、『サイドストーリーズ版』=徳島版とも言えそうです。
徳島版『旧知の仲ランバ・ラル専用ザクⅠと類似性あるデザイン』とするか『元のデザイン』を大事とするか、答えの無い話ですが「(ガンプラ製作等で)拘る方」は注意が必要ですね。
徳島先生は『外伝系・一年戦争ガンダム・ゲーム』の先駆者的な方であり、『サイドストーリーズ』は氏が監督しているので、『ジオニックフロント』以外のほとんどの他作品は『セルフ・リファイン』といえます。
一方でタイアップ漫画化を果たした、夏元先生のアレンジも見逃せません。
わかりやすいMSデザイン差異は、『アクトザク(指揮官機)』でしょうか。
【アクトザク(指揮官機)】サイドストーリーズ版
言わずと知れた夏元先生のコミック『機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに・・・』のアクトザクは、コチラ。
【機動戦士ガンダム外伝REBELLION 宇宙、閃光の果てに・・・全3巻】
(タイトルをクリック頂くと、角川HPへ飛びます。)
外伝コミックの名作の1つですよね。
余談ですが、当コミックをご購入される場合、後日加筆されている『REBELLION版』がお薦めです。
話は戻りますが、マレットのアクトザクは、コミック版は「機動戦士Zガンダム」のカラーを意識したような紫系。
このカラーは部隊のリックドムⅡと同系色なので、夏元先生の中で「マレット特戦隊の部隊カラー」なのかも知れません。
更に、コミック版アクトザク(マレット機)は肩アーマーが二重になっております。
ちなみに、『機動戦士ガンダム カードビルダー』では『アクトザク(指揮官機)』はありません。
夏元先生デザインのカードはあるんですが、ゲームに気を使って『青い一般機のアクトザク』を描かれてます。
夏元先生と言えば、『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』コミック。
連邦側の主人公・マット・ヒーリィが搭乗する『陸戦型ガンダム』は、ゲーム版では一般的な『陸戦型ガンダム』です。
【陸戦型ガンダム】サイドストーリーズ版
夏元先生のコミック『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』の陸戦型ガンダムは、コチラ。
右肩と小型楯にオレンジ色で、デルタ小隊1号機の意味となる『D:Ⅰ』表記があります。
心なしか胸の青も明るいです。
手前にいる『ジム先行量産型』カラーも『機動戦士ガンダム カードビルダー』と同じ『ボディカラーが白』です。
『ジム先行量産型』機動戦士ガンダム カードビルダー
ただ、同作『REBELLION版』陸戦型ガンダムは、ボディカラーは一般機カラー。部隊ロゴもオレンジ色ではなく一般的なグレー。
【機動戦士ガンダム戦記REBELLION Lost War Chronicles 全2巻】
(タイトルをクリック頂くと、角川HPへ飛びます。)
外伝漫画の金字塔的作品です。
「REBELLION版」表紙の陸戦型ガンダムは降下作戦のようです。
つまり、デルタ1・陸戦型ガンダムは以下のいずれかと考えられます。
①デルタ1・陸戦型ガンダムは、降下作戦まで一般カラー・一般部隊ロゴだったが、それ以降はボディカラーが明るめに塗り替えられ、部隊ロゴもオレンジ色になった。
②デルタ1・陸戦型ガンダムは、実戦では一般カラー・一般部隊ロゴだが、教導隊編入時にボディカラーが明るめに、部隊ロゴもオレンジ色へと塗り替えて運用している。
③夏元先生が当初の色設定を改めて見直した際に不満に感じた為、REBELLION版執筆の際に色設定を変更した。
①や②だとロマンがあります。
個人的には②の理由で塗り替えたけど、そのまま実戦参加時に塗り替えせず運用したとかかなあ・・・と。
ただ、降下作戦で「デルタ1・陸戦型ガンダム」は中破してるので、再塗装は実際にしている可能性は高いです。
この作品、ジオン側チーム『外人部隊』も独自の部隊マークやカラーがあります。
陸戦型ゲルググ・陸戦型ザクの二の腕、陸戦型ザクの右楯に黒い2本ライン。
陸戦型ザクの左肩スパイクが黒に塗り分け。
画像に無いですが、陸戦型ザク(隊長機)は左肩アーマーも黒です。
しかしゲーム版は(アップリケ・アーマーはありますが)一般的なJ型ザクです。
『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』『機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに・・・』ともに、最初にゲームありきでコミックがコラボした流れのはずですから、元デザインといえばゲーム版でしょうが、コミック版の印象の方が強いと感じます。
コチラも徳島・ゲーム版、夏元版どちらを大事とするか、答えの無い話ですが、『(ガンプラ製作等で)拘る方」は注意が必要ですね。
他にもコミック版とゲーム版でデザイン差異のある一年戦争・MSは多いです。
最近だと(でもないか)コミック版『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で』が完結しましたが、これもゲーム版とMSデザイン差異が大きいですね。
【機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で 著:才谷ウメタロウ 全4巻】
(タイトルをクリック頂くと、角川HPへ飛びます。)
コチラはゲーム発売から大分経過してからコミック化されました。
繊細なタッチで作風とゲームの雰囲気がマッチしてます。
MSは大胆なアレンジがされていて、連邦側は主に足し算アレンジ、ジオン側は引き算アレンジしているイメージです。
特に「ジム(ホワイトディンゴ隊仕様)」「グフ」「陸戦型ゲルググ(ヴィッシュ・ドナヒュー専用機)」が大きくアレンジされています。
一年戦争・外伝系は現在「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」「機動戦士ガンダム code FAILY」も連載中。
皆さんの心の中の外伝系MSはどれでしょうか?