※この記事は震災があった為、脳内やペーパーで下書きしたものを後日まとめて更新しております。
まだまだ災害復興まで遠い中ではありますが、『ビルダーブログ』の趣旨にのっとって今後継続してまいります。
ご容赦の程、お願い致します。
今日はゾゴックについて。
結構前ですが、ゾゴック藁でプレイした事がありました。
これは「カイレポ」1巻『ゲーツ・キャパ』に登場した「ジオン残党軍」再現編成として使ったのですが、正直アッグやアッグガイ等とのコンビで使った事はあっても、ゾゴック主体で使ったのは初めての体験。
より深くゾゴックについて知る事ができました。
そんなこんなの久々『ピックアップカード』コーナーです。
とりあえず基本性能を見てみましょう。
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【ゾゴック】
型式番号:MSM-08
所属:ジオン公国軍
生産形態:試作機
全高:18.8m
頭頂高:18.2m
本体重量:77.4t
全備重量:107.3t
出力:1,688Kw
推力:97,400kg
武装:
ブーメランカッター
ワイドカッター
アームパンチ
アッグシリーズと共に開発された試作型水陸両用MS。
【機体解説】
一年戦争時、当時の地球連邦軍総司令部ジャブローを攻略すべく製作されたアッグシリーズとの連携運用を想定して開発された。
水陸両用機としては異例の高い陸戦性能を示したズゴックをベースに、更に陸戦を重視して設計された。
格闘性能を重視され、頭部にブーメランカッターと腹部にワイドカッター、伸縮式のロッドアームによるアームパンチを装備している。
アームパンチはスクエアカットされた拳(当初の設定では、スクエアカットされているのは指先)を敵機に高速で打ち付け、装甲を貫通する威力があった。
しかし、クロータイプのズゴックやアッガイなどと比べると水の抵抗による破壊力の低減等が問題になり、陸戦用としても水中戦用としても中途半端な機体になってしまった。また近年では腹部のワイドカッターはダクトであるという説もある。これは腹部のカッター射出機構が使い物にならなかったため、その空きスペースに同規格のダクトのジェネレーターを搭載したものとも考えられる。
ゾゴックは地上用試験機であり、評価試験のほとんどはその陸戦性能に主眼を置かれている。
水中航行も可能だが、あくまで補助的なものだった。性能そのものは決して高いものではなかったが、MIP社はここで得られたデータを元に、局地戦用機ガッシャの開発を進めている。
【劇中での活躍】
漫画『機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊』では、北米エルスワーズ連邦軍基地でのキャリフォルニアベース出征式典中に急襲するジオン工作部隊として1機確認されている。パワー面では圧倒的で、敵の銃器をへし曲げたり、アッグのドリルを握り潰したほか、連邦の新型MSジム改との力比べでも微動だにしないほどだった。そのジム改との力比べの最中、頭部のブーメランカッターを放ち敵背後への攻撃を試みるが、逆に巴投げで空中に飛ばされてしまい、自ら放ったブーメランカッターによって撃破された。
漫画『機動戦士ガンダム0079』では、シャア率いる水中MS部隊の一員として登場。デザインも能力も珍しく指が3本になっただけで殆ど変更されておらず、腕を切断され逃走中のシャア専用ズゴックを追うガンダムの前に伏兵として登場。頭部のブーメランカッターと伸縮式のロッドアームを駆使して立ちふさがるが、ブーメランカッターをシールドで防がれた挙句、投げつけられたシールドでバランスを崩し、ビームジャベリンで腹部を貫かれ撃破された。
劇場版Ζ機軸で描かれた漫画『機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―』では、グリプス戦役時にジオン残党によるゲリラ作戦でゾゴックが数体使用されていたシーンが確認出来る。
『機動戦士ガンダムΖΖ』では、スタンパ・ハロイ所有の機体として登場するが、ほんの数秒確認できるのみである。
【設定の変遷】
腹部にワイドカッターがある設定は、1980年代後半期から記述しない書籍等が出てきたためか、その時期より後のプラモデルの改造作例やZEONOGRAPHYなどではカッターではなくダクトとして解釈されている。が、近年アーケードゲームにて登場の際には腹部ワイドカッターを搭載している設定である。
また、設定では4本指だが、何故かプラモデルは5本指である。なお、モビルスーツバリエーションでジュアッグに装備されたとされるゾゴックの手首も5本指だが、2007年にガシャポンでSDガンダムフルカラーカスタム(シリーズ11)で発売されたゾゴックは4本指だった。『機動戦士ガンダム0079』では6巻巻末の図解では5本だが、本編登場時は3本であった。
【カード表面】
迫力ある絵柄ですよね。
【カード裏面フロフィール】
水陸両用MSとしてズゴックと並行して開発されていた機体。格闘戦に主眼を置いた設計となっており、ブーメラン・ミサイルや腹部のワイド・カッター以外に射撃用の兵装は装備されていない。腕部は伸縮自在で、遠い間合いからでも格闘戦を仕掛けることができる。
【カード性能】
コスト:130
HP:16
機動:13
防御:12
出力:17
回頭:6
[攻撃重視] 頭部ブーメラン・ミサイル(攻撃11、命中16、弾数10)
[機動重視] アーム・パンチ(攻撃11、命中16)
[防御重視] 腹部ワイド・カッター(攻撃11、命中16、弾数5)
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それではステッチ流『迂闊な解説』
【総合パラ】
コスト130は水中用MSとしては高めですが、「コスト計200未満に抑えた3機落ち」でも狙わなければ気にはならない程度だと思います。
実際、コスト30カスタム+コスト65パイで3機落ちも可能ですし。
回頭6なので旋回性能はまずまず。機動13ですが、オプブーを付ければ足回り総合性能として不満の無いレベルになると思います。
【固定武装】
赤⇒遮蔽物越える遠距離『円形』レンジ
青⇒近距離マシンガン系ワイドレンジ
黄⇒長方形ヒートロッド系レンジ
一見、遠近両用でオールラウンドに戦えそうなバランスタイプに見えます。
障害物多い地形では遮蔽物
接敵した状態では『青』しか攻撃レンジを持ちませんが、相手が「黄」ならリーチの差で接近前にアドバンテージが取れそうですし、対「零距離赤撃」に対して武器破壊が狙えそうです。
・・・ですが、青撃ちは実は単発なのでアテになりません。
先日敵赤撃ちに3機でリンクロックし『勝った!』とノリスばりに心の中で叫んだら、全弾スカり反撃乙・・・なんて事も。
単発な分ダメージは結構あるんですが、武器破壊等を決めたい時に当てにならないのが厳しいです。
そこそこ戦える機体ですが、このあたりが落とし穴ですね。