NHK「事件の涙」渋谷バス停ホームレス女性の死。
ホームレス状態に陥りながら助けを求めることがなかった女性。
64歳という高齢ではあるが、女性が路上生活を送る恐怖は男性以上である。襲われる危険性が高い。
事実女性は近所に住む46才の男に殴られ命を落した。
若い時の可愛い写真が胸を打つ。声優をめざす夢を抱いていたという。
上京し結婚するも夫の暴力に耐えきれず離婚。こういうケース多い。
IT関係の会社で働いた時期もあったが、仕事についていけず、たどり着いた職がスーパーなどで客に試食を勧め販売を促進する仕事。接客が好きだったという女性。そんな女性をコロナ禍が襲う。
販売促進の仕事も減りアパートの家賃が払えずスーツケースを引きずりながらホームレス化。
広島に実家があり、埼玉には弟もいた。それでも頼ることはなく街をさまようことに。
「なぜ助けを求めなかったのか」と残念だ。弟や役所あるいはNPOに助けを求めていたら再起は可能だったのに。
生活保護を求める人に対する役所の対応がひどいというのはよく聞く話で、彼女もそんな話を聞いていたのかもしれないが、そういう助けを求めた形跡はなかったという。
普通に生活していた人がホームレスにまで落ちてしまう。日本は今そういう社会になってしまっている。
民主党政権が失敗したと枕詞のように言うがその失敗の中身は何ですかと聞きたい。
民主党が政権を取って始めたことがそんなに悪い政策だったとは私は思わない。
強いて言うなら民主党政権に入り込んだ「松下政経塾」出身の議員の工作と言うか裏切りが主因ではないか。
野田、前原、細野といった連中は新自由主義者で社民主義ではない。
来たる衆議院選挙で自民党は大幅に議席を減らすと思うが、それを補完するのがこの連中である。
ゆめゆめこの者達に投票して国会に送ってはならない。