調査がまともにできない国

政府発表の数字がまるで信用できない国というのありまして、ああ、中国だと思っている人もけっこういるかもしれません。
いや、その辺りあまり信用できないということはまあありますが、今回はもちろんニッポソ国のことです。

現在大騒ぎ中の「定額働かせ放題」制度については、とんでもなく出鱈目な数字が並ぶ上に、野党が調査内容を教えろといったらほぼ黒塗り（海苔弁）の資料が出されたり、なかったはずの資料が大量に突然出てきたり、意味がわかりませんが、こういうものが杜撰なってきたらもう近代国家ではないですよね。
以前も、貿易額の輸入の数字を意図的に減らしていた（一部隠していた）という事実が判明しましたが、これはもう他の調査だって怪しいと考えるべきではないですかね。

日本有数の大企業でデータ偽装が次々と発覚していますが、真面目にやる気がないんじゃないですかね。
ばれなければ幾らでも偽装したいと、そういう姿勢ではないかと。

先日の名護市長選挙、出口調査では前市長が有利だったんですよね。
だいたい結果と正反対の予想。１０Ｐ近く差があったんですね。
一瞬早々に頭角を出したところもあったようですが（すぐ引っ込めたらしい）。
なぜ出口調査と全然違う結果になったのかというと、出口調査は当日分しかやっていないのです。
あの選挙は期日前投票のほうが多かったのですよね。前代未聞の異常な数だったのですがそっちの分は出口調査をやっていないのかな。
以前、選挙速報で早々に当確を出すことになんか意味あるのかよ、とケチをつけたら、とっても親切な人が統計学がどうたらこうたらとコメントしてきましたが、ええとね、選挙は開票が進めば結果はおのずとわかるのです。
そこで統計を使う意味が特にないのですよ。
万歳するのが少し早くなるというだけで、間違うリスクをとる必要は全くないのです。
しかも、名護市長選は結果が全く違って統計が役に立たなかったわけですね。
「知識」の類はどこでどう使うかが重要なんですけどね。

当確を早く出すのはテレビの都合ですよね。開票速報の番組を盛り上げるために順次出していくんですよね。
残りの数から考えて間違いない段階になってから「当選」をうてばいいのです。
早く出すより間違いのないことのほうが圧倒的に重要だと思いますけどね。
テレビはそのようなことより視聴率のほうが大事なんでしょうけど。

世論調査も質問の仕方がおかしいし、内閣支持率が他の質問とほとんど連動していないのでなんだか浮いているのですよね。（つまり、そこだけ出鱈目な数字を出しても矛盾しない）

政府も企業も都合のいい数字にするためにデータ改竄する国ですから、まあ、信用しろと言う方が無理ですよ。
他にもＧＤＰの計算方法を変えて上手く行っているように見せてみたり、公的資金で株価を上げて好景気を装ってみたり。
どう見ても３流以下の国ですよね。
やったことはなかったことにするし、あるものをないことに、ないものをあることにするし、何なんですかね。
新幹線の台車に亀裂が入っていた件は、川崎重工の手抜きだったようですね。

あ、以前リンクした厚労省のＨＰＶワクチンの副反応に関する資料ですが、
厚労省副反応資料
後ろの方のガーダシルの接種群と非接種群での比較の資料はボツになったようですね。
これは資料として不適当と。
非接種群のサンプルの取り方が異常で、接種群と年齢が違いすぎるために、補正をかけたら接種群のほうが健康になってしまったんですね。
別に正しい統計ならその数字を使えばいいんですが、補正のかけ方が酷くてとてもデータとしては使えないと。
これまたとても日本的。

そういえば、こういった統計調査はともかく、霞ヶ関が出す「試算」は昔から出鱈目でしたね。
いつも出生率はＶ字回復する予定になっていたし、箱モノの利用者の予想は実際の数倍だし、テキトーさというのが染みついてしまったのでしょうね。

ええと、予算案を無理やり通したようです。
なんか、同じ人の票が２票あったとか・・
意味がわからない。とにかく日本すごい・・

維新のう○こあだちがまた炎上狙いのバカツイ（アホ
しかし法的措置をとられるような内容で完全に終わってます。
人として恥ずかしいレベルになってしまっていて、もうどうしようもないんですが、あれを支持するイキリおバカがいるんですね、大阪方面には。
もうさ大阪は日本から外そうぜ。そうすれば首都になるんだし。

２２８ネタがこれしかないようだ。
J.Strauss I - Radetzky-Marsch
フリッチャイの指揮。