気が重いので触れていなかったのですが、微妙にいろいろとわかってきましたね。
社長はずぶの素人とのことですが、彼を社長にしたのは父親と。
社長自身は陶芸家としては結構なものだったようです(知らんけど
世襲の残念な社長が、それでどうしたかというと経営コンサルと契約したと。
そのコンサルのいうことを聞いていたと。
そして、ひたすらコスト削減。
船長の話では、経験ある人の首を切ってコストを抑えたりする竹中方式が採用されていたようですね。
ひびが入っていたのに修理していなかったとか、
無線はアンテナが壊れていたようで使えず他社の無線からいろいろわかったとか、
GPSは、2日前の検査ではアウトだったとか、
漁船でも漁を中止するような天候で観光船を出向させたこととか、
とにかくあらゆる杜撰さが発覚しています。
まあ、世襲の残念な経営者とか、コンサルが指南して人件費から何からただひたすらコスト削減をして金儲けに走る姿とか「ああ、日本はこんな感じで衰退してきたんだよね」という感想が先に来てしまいます。
これぞニッポソの実質なんですよね。
そして、記者会見。
記者たちが非常にアグレッシブ(笑)だったようです。
もちろんここはアグレッシブになるでしょうが、なぜそれが自民党や維新の政治屋さんたちにはできないのかと。
そういう人たちですよね。
経営指南をしたコンサルについて、確認してみたいと思います。
こちらがコンサル
小山 昇
実践経営塾長期計画作成合宿セミナーに36社の社長が会場参加。
オンラインで、4社の社長が参加。
4月21日、長期事業構想書・5か年資金運用計画のチェックをした。
過去最高75回のチェックをする。
74歳で、この回数をこなすとは、夢にも思った事がない。
疲れた。
頑張った自分を褒めた。
こういう話や画像をアップする感覚が理解しがたいですが、特にこの画像、こういう情報を公開して大丈夫なんですかね?
そしてこのようなツイがあったので、
ダイヤモンド記事が突然消されたのか
ははあ、知床遊覧船の運営会社、色々とコストカットの話が出てきているけど、それを指南したのがあの小山昇か。『オレの指導であっというまに黒字』と小山が自慢する2018年のダイヤモンド記事が突然消されたのか。今朝時点では閲覧できたようだが。(魚拓)
リンク先(アーカイブ)を見てみました。
あっというまに黒字に
なぜ、世界遺産知床の「赤字旅館」は
あっというまに黒字になったのか?
小山 昇:株式会社武蔵野 代表取締役社長
全体に承認欲求の強さが現れた文章となっていますね。
「おれは、すごいコンサルなんだぞ」
しかし、経費を削りに削ってあっという間に黒字になったのはいいものの、結局のところはそういう姿勢が「あっという間に赤字になった」では済まない取り返しのつかない人災を引き起こしてしまったわけで、これ、どう取り繕うのですかね?
まあ、杜撰なのは「社長の問題」ということにできるとは思いますけどね。
こんなツイートが。
素手でトイレ掃除したり
知床事故起こした会社のコンサルで話題になってる株式会社武蔵野ね…昔働いてた会社の社長が小山昇に心酔してコンサル入ってから会社がおかしくなった
素手でトイレ掃除したり、スーパーハッピーとか絶叫して朝礼したり、環境整備という床這いつくばってホコリ1つ残らず掃除したり
カルトですよね。
自己啓発なんちゃらが極まってカルト化した感じ。
こういうコンサルと契約して小山昇という人物に心酔する経営者というのが、もうカルトなんですよね。
こちらが株式会社武蔵野
株式会社武蔵野
いかにもの感じですね。
国木田独歩も草葉の陰で泣いているのではないでしょうか。
まあ、この自己啓発なんちゃら的な不気味な世界は以前からあったのですが、そこにひたすら経費削減を持ち込んだのはやはり小泉=竹中改革が大きいんですよね。
あらゆる負担が報酬の少ない現場の人間に集まる一方、直接には仕事をしない派遣業やコンサルが幅を利かせるというこの世界。
もうものづくりの国ではないし、第1次産業はぼろぼろ。
今日はまずメシアン。いつものと違うやつ。
Messiaen - Saint Francois d'Assise
「アッシジのフランシスコ」
舞台作品というジャンルになっていますが4時間もあります。
余裕があるときにどうぞ。
小澤征爾指揮。
もうちょっと短いの。
Messiaen - Quatuor pour la fin du temps
「世の終わりのための四重奏曲」
いい題名ですね。
ロストロさん。小曲特集。
Tchaikovsky - Andante Cantabile
Tchaikovsky - Rococo Variations
Stravinsky - Russian song
いつも協奏曲など長いものが多いので、小曲でまとめることにしたんですが(メシアンのは長いし)、ロシアの作曲家になったのは偶然なのです。

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