悪い噂をいっぱい聞いてから観たせいか、思ったより楽しめた。
チューイ、ランド、ファルコン号との出会いの場面はそれぞれ普通に感動した。
俺の知ってるファルコン号と形違うと思ってたら脱出ポッドを切り離してあの形になった時、ハッピーバースデーファルコン号って思ったよ
しかし全体的に暗いトーンの絵でまとめたのは、狙いなんだろうけど失敗だったのでは
それよりもハン・ソロという映画をやはりシリーズの間をつなぐ役割として制作したのが失敗なのでは
エピソード4でフォースの存在を信じていなかったハン・ソロは、フォースに触れたり感じたりすることなど全くなく、自由に宇宙を暴れまわっていてほしい。だからシリーズの中の一エピソードであることをことさら意識しなくてよかったのでは。
ハン・ソロだけで007かインディ・ジョーンズのように連続シリーズ化できたのに、この映画は冒険活劇の一作目として魅力に欠ける
宇宙のお尋ね者が、チューバッカを連れて、帝国と宇宙マフィアの両方に追われながら義理を通してお金も儲けてって映画に…と思うと一応そうはなっているのだけど、なんで変に重いのだろう
「ウィロー」のころのロン・ハワードならもっと楽しい映画にしただろうな。
そのウィローはルーカスフィルム作品だったわけで、ロン・ハワードの義理堅さはハン・ソロに通じるものがある
シナリオ的に一番失敗してるのはラストのどんでん返しくずれ
騙してるのか、騙されてるのか、騙してたやつに騙されてるのか、それも騙しなのか…が、全然はっきりしない
俺はベケットとハンがあの悪党を担ぐために騙され演技してるのだと思ってたよ
誰も信じるなと言ってた奴が裏切って、だから言ったろ、誰も信じるなってって言うのハリウッド映画シナリオのテンプレだよな！
脚本ローレンス・カスダン
あのころ俺がリスペクトしまくってた脚本家も今や出涸らしだな、悲しいよ
もっとスカッとする本編とストーリー上全くリンクのない「ハン・ソロ」が観たいなー
それでもチューバッカが同じウーキー族の奴隷を見て義憤にかられて単独行動して解放するところや、ドロイドのL3にドロイドの権利や自由を叫ばせ、人間との恋（宇宙時代の性的指向の自由）なんかも語らせるのをぶっこんでくるのは、「ザ・ペーパー」や「フロスト×ニクソン」を放ったロン・ハワードの意地のように思えて少しだけグッとくる
で、最後のダース・モールっぽい人は何？エピソード1の後の話でしょ
ダースモールの息子？
噂によると本作のキーラが、エピソード7〜9のレイの母なのだという
だからそういうの「ハン・ソロ」に持ち込まなくてもいいのにさ。
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タンディ・ニュートンさん、年取ったなあ。ジェームズ・アイヴォリーの「ジェファーソン・イン・パリ」とか「m.i.2」とかさ、かわいかったなあのころ
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