先々週、友達を家に呼んで『スパイダーマン・スパイダーバース』を鑑賞する
今度の休み俺ん家でいっしょにスパイダーマン観ようぜえって、中学生かって感じだけど、しかしスパイダーマン・スパイダーバースはめちゃくちゃ面白かった
スパイダーマンのアニメ版であるが、アニメならではの表現を追求した映画だ。
いや、今時のマーベル映画は全部アニメっぽい演出じゃないか、と思うかもしれないけど、今時のディズニーアニメは全部実写っぽい演出じゃないか、って思うかもしれないけど、でもホントにスパイダーバースは、アニメだからこそ…っていうかコミックならではの作品なのだ。
ネタバレになるからあまり言いたくないが、考えてみればタイトルがすでにネタバレっぽいからいいか。
この映画は6つの並行宇宙から6人のスパイダーマンが集結する物語なのだが、モノクロ世界からのスパイダーマンもいれば、日本のアニメキャラっぽい目の大きな女子高生のスパイダーウーマンもいる(スパイダーロボを操る女の子だがロボの計器の表示はカタカナだし、吹き替えじゃなく字幕版だけど彼女も日本語を喋るのだ)。そして極め付けは動物漫画の世界(カートゥーンの世界とでも言えば良いか?)からきたスパイダーマン(ていうかスパイダーブタ)までやってくる。
最初の3人は同じ絵柄のキャラたちなのに、後の3人はどう考えても別アニメの世界の住人で、それらが同じ物語の中で共演できるというのがなんともアニメ的じゃないですか。
それでいて物語はきちんとしていて、それぞれのバースのスパイダー戦士たちみんなが成長し、友情を育んでいく。
並行宇宙がつながってしまうのもヴィラン(悪もの)の悪巧みのせいだが、それもワケアリの悲しい動機によるもので、単純な勧善懲悪ストーリーにはなっていない
悪の手下の正体をめぐるドンデン返しも、読めるっちゃ読めるが、物語にいい緩急をあたえかつ、ストーリーに深みを与えている。
アクション演出もいちいち面白く手に汗握るし、こんなに面白いスパイダーマン初めてだったよってわけでかなりオススメ
いつか東映制作のスパイダーマンバースとの共演もしてくれないかな(レオパルドン出てくるやつ)