帰国生は基本的に帰国入試やAO入試を受験しますが、一般入試を受験する帰国生もいます。
例えば慶應SFCの一般入試は英語と小論文で受験できます。こういった大学は少ないですが、夏以降ひたすら小論文の対策をしてきた帰国生にとって、その力を発揮できる入試というのは魅力でしょう。また、海外で鍛えた英語力で一般生に優位に立つという点もあります。
ただし、一般入試の小論文は帰国入試と傾向が異なることがあったり、一般入試で課される英語はTOEFLやIELTSとは全く異なる試験のため思うように解答できない場合があったりと、容易に合格が勝ち取れるわけではありません。
私立理系の一般入試では基本的に英語、数学、理科(最大で2科目)が課されますが、帰国入試とそこまで大きく変わるわけではないため、文系と比較すると一般入試のハードルは下がります。しかし一般生と数学、理科で争うというのはやはり一筋縄ではいかないでしょう。
もし受験する場合には、それなりの覚悟を持ってしっかり準備をして臨んでほしいと思います。
(asnm)