こんにちは。駿台ジャカルタ校です。
夏休みを利用して,インドネシアの世界遺産であるボロブドゥール仏教寺院へ行ってきました。この遺跡は8世紀~9世紀頃に建立されたものでしたが,火山灰に覆われてしまっており,19世紀頃にようやく発見され,修復されてきました。
壁全体には精緻なレリーフが描かれ,頂上まで登ると釣鐘のようなストゥーバが立ち並び、それは素晴らしい景観です。
以前は1日に4万人もの観光客が寺院の上まで登っていたのですが,今は1日に1200人だけに限定し,さらにガイド同伴とすることにしました。また,専用のサンダルに履き替え,遺跡を傷つけないようにしています。
さらに近くにあるプランバナンというヒンズー教のお寺にも顔を出したところで,ちょうどイスラム教のモスクからはお祈りの音が流れてきました。
宗教がぶつかりあう場所ではいざこざが起こりやすいものですが,「多様性の中での統一」を掲げ,時間をかけてゆっくりとお互いを理解しようとするインドネシアを改めて感じました。
駿台ジャカルタ校 T.U.