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古きを温めて

2012年12月01日 | 全般・イベント

金沢市丸の内にある金沢城跡は金沢城址公園として整備されています。同地には1995年まで、金沢大学8学部が設置されていました。(日本で唯一のお城の中にある大学でした)その金沢大学は現在、3学域16学類に改組され、キャンパスもそれぞれ、角間キャンパス、宝町キャンパス、鶴間キャンパスに移転しています。
 
金沢城は加賀百万石の主城だったわりにはとても規模が小さく、平地に築かれた城であるために防御力も極めて弱いといわれていました。これは、あまり強固な城を築くと、徳川幕府に謀反を疑われてしまうためにあえて、規模を小さくしたという説があります。そのかわり、金沢城を取り囲むようにいくつもの寺院を建立してその寺院が砦の役目を果たすことによって、弱点を補っていたそうです。(忍者寺として知られている金沢市の妙立寺は物見台や武者返しなど、様々な城砦構造が設置されています)
金沢大学の理工学域 環境デザイン学類 都市デザインコースではこのような歴史的遺産を活用して研究をすすめているとのことです。現代の都市をどのようにデザインするか、ということに「古きを温めて…」というところなのだと思います。
 
同大学の理工学域の帰国入試の入試日は2月25日なので、東大・大阪大学・九州大学などと重なります。そのため、例年それほど帰国生の志願者は多くはないのですが、興味深い大学だと思います。
(yos)

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