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ショートシナリオの館

ボケに抵抗するため、日常生活の中から思いつくままに書いています。月2回・月曜日の投稿を目指します。

敬老の日 妻からのプレゼント

2014-09-15 08:39:45 | 日記




妻:オハヨ~、また「敬老の日」がやってきたわね。

夫:歳をとるにつれて、一年があっという間に過ぎて行くように感じるよ。
  アレッ、去年も同じことを言ったかな?

妻:ウン、言った、言った。ハイ、今年のプレゼントはこれよ。

夫:ワ~、ボディーバッグじゃないか!若者の間で流行っているよね。
  このあいだから、ミシンで何かを作っていると思ったら、僕へのプレゼントだったの
   か。嬉しいな。

妻:去年はまだお勤めをしていたから、A4版の書類が入るようにと、大きめのショルダー
  バッグを作ってプレゼントしたけど、リタイヤしてからは、お散歩が日課になった
  でしよ。だから、小さめのボディーバッグが便利かな?と思ったのよ。

夫:どれどれ、こういうふうに肩から斜め掛けにするんだよね。

妻:そうそう、なかなかイイじゃないの。歳をとるとつまずきやすいでしょ。
  転びそうになった時のために、両手が自由に使えるようにしておくのが一番よ。

夫:ハイハイ、転ぶ時のことまで配慮してくれて、アリガトウ。
  布製のバッグは軽いし、体にフィットするからいいよね。
  ネエ、これって昔の人が旅に出かけるときに、荷物を風呂敷でくるんで背負った格好
  に似ていないかい?

妻:そう言われれば、確かにそうだわ。「旅人さん、どちらまで?」なんちゃってね。
  掛け心地はいかが?

夫:大きさも色も、形もベリー・グッドだよ。早速、今日の散歩から使ってもいいかい?

妻:モチロン、いいわよ。両手をしっかり前後に振って歩けば、自然に歩幅が広く
  なるし、見た目も軽快になるわね、きっと。かなり遠くまで歩いて行けるかもしれな
  いわ。

夫:そうだね。今日は一万歩コースを目指そうか。

妻:そろそろ彼岸花が咲く頃だから、ちょっと遠出をしましょうよ。

夫:それがいいな。昼ごはんを食べたら、すぐに出かけようね。