家(うち)
帰りたい 帰りたい 帰りたい
繰り返しあなたの胸を揺すぶるもの
明日にしよう 今日は遅いから
苦しい苦しい 私たちの言い訳
私たちのほんの少しの心の油断が
あなたを外へと連れ出した
どうしよう どうしよう
大声で名前を呼びながら
悪いイメージばかりが頭をよぎる
あなたを保護したと連絡が入って
あなたを迎えに駆けつけた時
安堵で涙があふれ出た
悪い足をひきずって
道路の真ん中にたたずんだあなた
親切なドライバーがいなければ
どうなっていたことだろう
お巡りさんに ちゃんと名前が言えたのね
住所もちゃんと言えたのね
だけど あなたが思うほど
ふるさとは近くにはないの
あの山の向こうに家がある
あなたはそう信じているけれど
あなたの家も あなたの家族も
そこには ありはしないの
仮にあったとしても
ふもとまですら歩けないのに
それでもあなたは飛び出したのね
冷え切った手を握りしめ
「帰ろう」って言った
あなたの本当の家じゃないけど
あなたの本当の家族じゃないけど
一緒に 帰ろうね
「ごめんよ」ってつぶやくあなたが
とても 悲しかった
帰りたい 帰りたい 帰りたい
繰り返しあなたの胸を揺すぶるもの
明日にしよう 今日は遅いから
苦しい苦しい 私たちの言い訳
私たちのほんの少しの心の油断が
あなたを外へと連れ出した
どうしよう どうしよう
大声で名前を呼びながら
悪いイメージばかりが頭をよぎる
あなたを保護したと連絡が入って
あなたを迎えに駆けつけた時
安堵で涙があふれ出た
悪い足をひきずって
道路の真ん中にたたずんだあなた
親切なドライバーがいなければ
どうなっていたことだろう
お巡りさんに ちゃんと名前が言えたのね
住所もちゃんと言えたのね
だけど あなたが思うほど
ふるさとは近くにはないの
あの山の向こうに家がある
あなたはそう信じているけれど
あなたの家も あなたの家族も
そこには ありはしないの
仮にあったとしても
ふもとまですら歩けないのに
それでもあなたは飛び出したのね
冷え切った手を握りしめ
「帰ろう」って言った
あなたの本当の家じゃないけど
あなたの本当の家族じゃないけど
一緒に 帰ろうね
「ごめんよ」ってつぶやくあなたが
とても 悲しかった