昔芝居をしていた頃、代表が劇団の会報を作っていた。団員が作品について書いたり、役作りのための分析を書いたりが主体なのだけど、オフのシーズンは、お題にそってみんなが投稿していた。
先日、本棚から取り出した本にくっついて、一冊の会報が出てきた。私は21歳だった。お題は「10年後あなたは?」
私は結婚して子供がいるかな?友だちの結婚式はしごして「次はね」と言われてるか?と想像していた(残念ながら後者が的中)。
若い頃10年後なんて「はるか未来」だと信じていた。今の私の年齢は「おばはん」だと迷わず思っていた。時は残酷だなあ・・・。自分自身はまったく成長していないのに、確実に年はとっている。
手塚治虫の「火の鳥」で、卑弥呼が自分の老いを恐れて、あわてふためく、そんなシーンがある。台詞が好きで何度も読んだけど、全く実感がなかった。しわ1本にあせる気持、老いる事への恐怖。今彼女の気持ちが分かる・・・とまでは言わないが、忍び寄る加齢にはやはり敏感になる。
今「あなたの10年後は?」と問われたら?みなさんはどう答えますか?ひとつ分かったことがある。若い頃の10年後はわくわく想像していたが、今は違うということ。漠然とした不安がある。
ポジティブに生きたい。常にそう思っているのだけれど、なんだろうなあ、この説明しがたい気分。
先日、本棚から取り出した本にくっついて、一冊の会報が出てきた。私は21歳だった。お題は「10年後あなたは?」
私は結婚して子供がいるかな?友だちの結婚式はしごして「次はね」と言われてるか?と想像していた(残念ながら後者が的中)。
若い頃10年後なんて「はるか未来」だと信じていた。今の私の年齢は「おばはん」だと迷わず思っていた。時は残酷だなあ・・・。自分自身はまったく成長していないのに、確実に年はとっている。
手塚治虫の「火の鳥」で、卑弥呼が自分の老いを恐れて、あわてふためく、そんなシーンがある。台詞が好きで何度も読んだけど、全く実感がなかった。しわ1本にあせる気持、老いる事への恐怖。今彼女の気持ちが分かる・・・とまでは言わないが、忍び寄る加齢にはやはり敏感になる。
今「あなたの10年後は?」と問われたら?みなさんはどう答えますか?ひとつ分かったことがある。若い頃の10年後はわくわく想像していたが、今は違うということ。漠然とした不安がある。
ポジティブに生きたい。常にそう思っているのだけれど、なんだろうなあ、この説明しがたい気分。