すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

健康診断

2007-08-14 01:13:16 | ひとりごと
 介護の現場にいると、排泄物(うんち君)の話が結構でる。その話は以前にも書いた。今日は、入所者ではなく職員の話である。
 会社では毎年検診車が来て健康診断を行う。不規則な仕事をしている私たちは、勿論健康診断は大切なのだが、仕事が仕事だけに健康診断事態が大変なのだ。
 まず、夜勤。夜勤明けの健康診断なんていい結果が出るわけない。また、夜通しの仕事で「レントゲン」の為、9時以降絶食は辛い。
 通常勤務にしても仕事の関係上、フロアを離れられないから、交替で急いで行う。デイサービスやヘルパーさんも一緒に行うので、お迎えに行かなければならなかったり、利用者のお宅に指定の時間に行かなければならないので、この人たちも大急ぎである。
 中でもレントゲンはくせ者である。肺の単純写真は良いが、バリウムを飲むとなると大変である。バリウムが固まると困るので、当然下剤を飲む。この状態で仕事に入るのだから、仕事中誰かはトイレに走っている。
 内勤はまだましである。ヘルパーさんなど外に出ていれば、本当に困るらしい。都会なら比較的トイレの数はあるだろう。しかし、田舎はそうはいかない。普通の状態でも山の中はトイレに困る。民家があっても、まさかいきなり「トイレ貸してください」は言いにくい。派遣先でおばあちゃんのお散歩介助しながら、交替でトイレに走ることもあるらしい。
 入所者の「うんち君」だけでなく、自らの「うんち君」にも振り回される私たちである。

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする