すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

22年ぶりの同窓会

2007-08-13 09:14:55 | ひとりごと
 昨日は中学時代の同窓会だった。実に22年ぶり。受付をしながら、みんなのことが分かるか、分かって貰えるか、どきどきしていた。でも、それなりに年を重ねても、面影はあるもので、
 「案外・・・分かるよな」
とつぶやく同級生に、心の中で頷いた。
 不思議なもので、みんないい年になっているけれど、気持はす~っと中学時代に戻る。こんな長い間逢ってないと、4時間も時間が持たないかも・・・と心配する声もあったが、全くの杞憂だった。みんなほとんど飲むのも食べるのも忘れたようにおしゃべりし、話はつきない。2次会は予想をはるかに上回る参加者。最終まで20人近く残っていた。これがこの時期の日曜日でなく、次の店が押さえられたら、まだまだ宴は続いていたかも知れない。本当に楽しく、名残惜しい夜だった。
 今は聞くこともない「金の卵」。当時、そうもてはやされて、中学卒業と同時に就職していく子もいた。私たちが親元でぬくぬくと甘えていた時期に、親元を離れ友だちも頼る人もない土地で働き、結婚し、子育てをしてきた。同じ年月を生きてきたのに、まるで違う成長をしていた。
 人を思いやることの出来る、人を戒めることの出来る、暖かいその手に触れたとき、私は涙を抑えることが出来なかった。そして、そうやって人を癒し続けている彼女の「私を育ててくれた苦労」の涙をみたら、また泣けてきた。どれほどの苦労があったか分からないのに、常に私たちより大人だったから、いつでも甘えさせる側だったのだ。私も彼女に「いいよ。甘えても」って伝えたかった。
 まだまだ幹事の仕事は終わらない。これから写真を焼いたりしなくっちゃ。まずは、本日の本職の仕事だ。お願いして半日年休をもらっているので、父をお風呂に入れてあげられる。よ~っし!がんばるぞお!!

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コメント (9)
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