すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

徳島の盲導犬を育てる会

2008-01-09 15:46:13 | ひとりごと
 縁とは不思議なもので、身近に目の障害のある方がいるわけではないのだが、盲導犬にご縁がある。
 昔、営業職をしていたころ、上司のセールスに着いていった先にYさんがいた。彼は盲導犬のユーザーだ。格別お友達になったというわけでもないのだが、町で見かけて声を掛けると、耳の聡い彼は必ず私の声を聞き分けて、職場の名前で呼んでくれた。
 立ち話をする横をギンギンのカーステで走る車に辟易していると、
 「僕ねえ、こいつ(盲導犬)に犬(カー)ステ付けようかと思うんですよ。」
なんて冗談を言う人だった。
 アマチュア劇団でいたころも、代表がボランティアによく出掛ける人で、情報は入っていた。アマチュアなのだから、出費はあっても儲けはないので、会費を集めて活動資金にしていた。また、各自小さなバイト(芝居関係で)があると、ギャラの一部は収めていた。
 そんな頃、代表の提案でみんなのお金から「徳島の盲導犬を育てる会」に寄付したこともあった。
 こちらへ戻って、劇団の仲間は遠くへ嫁に行ったりで、ばらばらとなった。会計をしていた私は、しばらくみんなの会費を預かっていたが、いつまでもそういうわけにもいかず、提案した。
 「分けてしまえば数万円ずつだけど、昔みたいに盲導犬を育てる会に寄付する?」
気持ちよくみんなが賛同してくれたので、劇団名で寄付した。
 その為、私のもとへは会から冊子が送られてくる。あのYさんは今では広告塔のように活躍している。盲導犬は今では3代目だ。
 音信不通の劇団の代表も、個人賛助会員で名を連ねていた。
 今日、思い立って賛助会員になった。本当はパピーウオーカーや引退犬ボランティアがしたいが、不規則な生活の私では無理なので、僅かな会費を払うことにした。
 もし、興味のある人は是非、覗いて欲しい。また問い合わせてほしい。

E-mail harness@nmt.ne.jp


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コメント (2)
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