すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

ドーナッツの行方

2008-01-10 19:24:32 | うちのキヨちゃん
 うちのキヨちゃんと暮らしていると、不思議がいっぱいであることはもはや説明の必要はあるまい。
 今日会社にキヨちゃんから電話が入った。父のことがあるので、何事かと出ると
 「今日な、父ちゃんの蓄痰(検体)を病院に届けにいったん。バスの乗り継ぎが悪くて 夕方遅くまで帰れん。父ちゃん心配・・・。」
との事だった。15時あがりの予定で、実は残業の予定だったが、そうとなると話は別だ。なるべく早く帰らないと透析の準備がある。早々に切り上げて、帰宅した。
 さて、洗濯物を取り込んだり父の透析の準備をしたら、ちょっと小腹がすいた。そうだ、昨日ドーナッツが100円セールだったから、買いだめたのがあるはず。そう思って探したが見つからない。
 昨日確かに台所に置き、キヨちゃんにも
 「食べていいよ。」
とは言った。しかしいかにキヨちゃんでも、一度に5個もは食べないだろう。父に
 「誰かお客さん来た?」
と聞いてみた。お客に出したとか、近所の子供に全部あげたとかなら納得行く。しかし答えはノーだった。
 ドーナツがないくらいで、そんな大騒ぎすることもないのだが、うちの場合、キヨちゃんがとんでもないところに片づけて、びっくりなんてことがあるので、探さないといけないのだ。
 以前には何故か冷蔵庫の中に、味の素が鎮座していた。また、コンロの上に急須が座っていたのだ。大事な大事な特選牛肉が、冷蔵庫の天井で別の物に変わり果てていたこともある。
 いいかげん探すのに飽きたころ、愛猫にごはんをせびられて物置を開けた。そこには猫の餌や買い置きの薬などが入っている。すると、買い置きのキッチンペーパーの隣に、ドーナツは箱のまま座っていた。一体何と間違えたのだろう・・・。キヨちゃんの行動はまだ読めない。

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コメント (3)
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