すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

福祉関係者の犯罪

2008-06-27 20:52:14 | ひとりごと
 新聞に福祉関係者の犯罪が取り上げられる。その度にいたたまれない気分になる。施設関係者にあっても、入所者や家族との信頼関係づくりは簡単ではない。ましてや在宅に到ってはもっと大変である。
 自分の事として考えてみても、見ず知らずのケアマネージャーにどこまで任せられるのだろう。そして、計画を立てた後ヘルパーであったり、通所の介護士だったり、訪問入浴のスタッフだったりをどこまで信頼できるのだろう。
 だから、スタッフは誠心誠意努めて、やがて信頼を得るのだ。それが分かっているからこそ、私たちもスタッフを信頼して仕事を依頼するのだ。
 ほんの一握りの不心得者が、そのすべてを台無しにしてしまう。自分で出掛けられないお年寄りが、買い物などにお金を預ける。貯金などの貴重品を頼むこともあるだろう。きちんと収支を合わせて見せていても、物忘れが始まった方などは「無くなった。取られた。」と言うこともある。そんな中で、ご本人や家族に信頼を得ていくということを考えて欲しい。それをそのお年寄りが「分からない」からと、搾取する・・・。考えられないことだ。思いつく方がおかしいのだ。
 信頼していた人に裏切られたご本人の心を思うと辛い。家族の憤りを思うとやるせない。スタッフを信頼していた同僚や上司の事を思うとたまらない。
 私は日々懸命に仕事をしているスタッフを信頼している。守秘義務があって書けないが、とんでもない現場もある。その中で頑張っているヘルパーさんには頭が下がる。だからこそ、関係者の犯罪は許せない。


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コメント (5)
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