すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

わなわな・・・罠?

2008-06-12 22:08:22 | うちのキヨちゃん
 今日は父の調子が良かったらしい。食事にも味があり「美味しい」と久しぶりに聞いた。訪問入浴も機嫌良く入ったとのことで、キヨちゃんも上機嫌だった。
 上機嫌だったキヨちゃんは、一日に小麦団子を4個も食べたらしい。ついでにお供えにと自分で買ったシュークリームを
 「早う食べなんだら、腐るぞ!」
などとダイエット中の私に勧める。無視しようかと思ったが、本当に5個もある上に消費期限も間近であった。
 「母ちゃんは食べん。パンも飽きたし。」
等という。じゃあ、何で買うんだ?しかも、「飽きた」というパンは昨日わざわざキヨちゃんに頼まれて買ってきたものなのだ。
 ついついシュークリームを1個食べてしまった私は、そのまま入浴しょうと浴室に向かった。そこへ父からの電話。
 「血糖値計ってくれ。」
今日食事が食べられた分血糖値が高く、インスリンを投与していたのだ。キヨちゃんに確かめると
 「あ~、ごめんごめん、忘っせとった~」
と脳天気に言う。
 入浴をお預けにして、まず血糖値を計る。それから入浴した。
 うちの水は山の湧き水なので、なかなか温かくならない。ようやく温まったところで泡だらけの私は不思議な事に気づいた。一旦温まったお湯が、どんどん冷えるのだ。温度を上げて行くが追いつかない。終いには水である。
 幸い太陽熱温水が若干沸いていたので、洗面器に小出しにしてかけ湯した。原因は予想していたが、給湯のスイッチが切れていたからだ。そうなのだ。私が父の血糖値を計っている間に、キヨちゃんが切っていたのだ。
 水風呂報告に相変わらず脳天気な声で
 「あはは~ごめ~んなしゃ~い。」
と答えた母である。


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コメント (4)
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