すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

水入らず

2008-06-21 15:22:17 | ひとりごと
 どこにも出掛けることのないお休みは久しぶりだ。だいたい休みは父の通院か母の買い物と相場は決まっている。でなくても私自身のお出かけもある。だから、一日まったりと自宅でいることは珍しい。
 せっかくだから早起きして、ずっとさぼっていた衣替えを(え?今更?と言わないで)ようやくした。それから餃子を作る準備を始めた。ふと冷蔵庫をみるといただきものの「おから」がある。
 実は私は好き嫌いがほとんどないが、おからは苦手である。キヨちゃんが大好きなので貰ったのだが、今回は飽きたらしく手をつけようとしない。仕方ないので、餃子に混ぜることにした。合い挽き肉が少ないので、おからもあまり使えない。ぽそぽそするだろうから、水餃子にした。残ったおからはハンバーグに。これも肉がないのでほとんどおからだけに卵とツナである。焼いてみたが予想通りめちゃめちゃぽそぽそなので、煮込みハンバーグに変更した。
 婆ちゃんの家に差し入れに行くと、案外好評でほっとした。戻ると父が
 「お好み焼き、小判くらいの大きさのが食べたい。」
とリクエストしてきた。おかずは用意していたのだが、父が食べたいのなら是非もない。さっそく準備した。
 父が大きさまで言うのには訳がある。うちのキヨちゃんは小さいお好み焼きが作れない。材料が多いのも原因だが、それでも小さく焼けばいいのだが、どういうわけかフライパンの大きさにしか作れない。だからいつも顔が隠れるくらいのでかいお好み焼きが、一人1枚出来上がるのだ。当然だれ一人食べきれないから、しばらく続く。だめだと分かっているのに毎回そうなのだ。
 昼食はリクエストの大きさより若干大きく手のひらサイズにした。それと水餃子を父はしっかり食べて、デザートのフルーツも食べた。何より、自分で離床して母屋まで歩いてきて昼食にしたのだ。
 父が起きてきたので、くろべえははしゃいで走り回る。食後はうたた寝する父とキヨちゃんの間を行き来してくろべえもうたた寝。その後雨が降り始めるよ・・という意見は無視して父は縁側へ。気になったのかくろべえも縁側へ。
 いよいよ雨が本降りになってから、ようやく父は寝室に向かった。今は友人のくれたCDを聞きながらご満悦である。
 久しぶりの水入らず。よい休日だった。
 (写真は友人の育てたバラ。) 

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コメント (8)
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