先日友人から苺が届いた。仕事から帰ると、冷蔵庫に箱ごと入っていた。箱の真ん中にかわいいイチゴのイラストと、「ももいちご」のロゴ。
「誰から?」
とキヨちゃん。名前が旧姓でないのでピンと来なかったらしい。
「ああ、Mちゃん。」
「まあ、ありがたいなあ・・・。」
結構いい苺なのに一箱もいただいてしまった。早速父にお供えしようとキヨちゃんに提案すると、いつもならすぐにでもそうするのに、何故か思案顔。
「ことうないだろうか(大丈夫だろうか)。」
今は冬だしすぐに痛む事もないだろう。
「いけるわ、涼しいし。」
「ほなって仏様に蟹やあげてもええんだろうか???」
?????蟹?なぜカニ?
「これ、苺でないん。」
そうである。これほど見事に苺の絵があり、苺と明記されているものでもしカニだとするならば、箱を使いまわしたという事も考えられるが、普通蟹を送るとして漁師でもあるまいし、自分で用意した箱につめて送る人はいないだろう。しかも紛らわしい。
「苺なん?」
キヨちゃんは不思議そうに言う。そっちの方が不思議だ。開けてみると、間違いなくももいちごであった。
「なあ、何で蟹って思うたん?」
「宅急便さんが、蟹ですよ~って持ってきた。」
私が聞くとキヨちゃんはこう答えたが、果たしてそう言いながら持ってくるとは思えない。もし100歩ゆずって宅急便やさんが気を利かせたとしても、これを蟹と間違うはずない。
それから父にお供えし、新仏のばあやん二人にもお供えしてもらった。
夜友人に電話して、キヨちゃんに代わると
「まあ、どしたん。あんなりっぱな苺。もう私は泣けて泣けて・・・。」
と感涙しながらお礼を言っていた。いつか蟹だと勘違いしていたとばらしてやる・・・。
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「誰から?」
とキヨちゃん。名前が旧姓でないのでピンと来なかったらしい。
「ああ、Mちゃん。」
「まあ、ありがたいなあ・・・。」
結構いい苺なのに一箱もいただいてしまった。早速父にお供えしようとキヨちゃんに提案すると、いつもならすぐにでもそうするのに、何故か思案顔。
「ことうないだろうか(大丈夫だろうか)。」
今は冬だしすぐに痛む事もないだろう。
「いけるわ、涼しいし。」
「ほなって仏様に蟹やあげてもええんだろうか???」
?????蟹?なぜカニ?
「これ、苺でないん。」
そうである。これほど見事に苺の絵があり、苺と明記されているものでもしカニだとするならば、箱を使いまわしたという事も考えられるが、普通蟹を送るとして漁師でもあるまいし、自分で用意した箱につめて送る人はいないだろう。しかも紛らわしい。
「苺なん?」
キヨちゃんは不思議そうに言う。そっちの方が不思議だ。開けてみると、間違いなくももいちごであった。
「なあ、何で蟹って思うたん?」
「宅急便さんが、蟹ですよ~って持ってきた。」
私が聞くとキヨちゃんはこう答えたが、果たしてそう言いながら持ってくるとは思えない。もし100歩ゆずって宅急便やさんが気を利かせたとしても、これを蟹と間違うはずない。
それから父にお供えし、新仏のばあやん二人にもお供えしてもらった。
夜友人に電話して、キヨちゃんに代わると
「まあ、どしたん。あんなりっぱな苺。もう私は泣けて泣けて・・・。」
と感涙しながらお礼を言っていた。いつか蟹だと勘違いしていたとばらしてやる・・・。
