すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

慌しかった一日

2011-01-19 22:25:34 | ひとりごと
 うちの会社は特別養護老人ホームと通所介護、訪問介護、軽費老人ホームと私のいる在宅介護支援センターを敷地内に持っている。ちょうど私の事務所と軽費老人ホームが併設しているので、担当のお年寄りに時々会いに行く。
 今朝たまたまホーム側の職員に用事があって出向くと、担当のおじいちゃんが歩行がおぼつかないにもかかわらず、手ぶらで歩いていた。慌てて歩行器を持っていく。
 いつもなら朝食後職員が部屋に送るまで待つのだが、気が急いたのかもしれない。朝食の時間は早出の一人しか職員がいないので、とりあえずお部屋まで送り届けた。
 階下に戻ると今度はエレベーター内から声。一人のお年寄りが顔面蒼白で座り込んでおり、乗り合わせたおばあちゃんが呼びかけていたのだ。すぐに職員を呼んで一緒に運ぶ。血圧が一気に下がってしまったのだ。特養から看護師に来てもらったが着くまでには血圧は安定していた。
 状態から便失禁している事は分かっていた。女性であるし今までそんな失敗をしたことがないので、気を使った。その日の早出は男性だったので、介助されるのは嫌だろうと私が着替えや清拭をした。想像以上に凄い状態で新聞を敷いて対応した。
 ホームの朝はそうでなくても一人でバタバタしているのに、こんな日に限って重なるもんで、
 「Sさんしんどいからご飯部屋に持ってきてと言うし、Mさん腰が痛いと泣いてるからトイレ介助しなきゃだし、Yさんも気分悪いってコールあったし、Tさんも失禁してるし!」
しかも日勤で来るはずの職員が休むらしく、とにかく大変そうだったので便失禁の衣類は私が片付けた。
 ひとっ風呂浴びたいよ~って気分のまま、いつも何があるか分からないから持っているはずの着替えが今日に限って持っていなかった私は、そのままデイサービスにSOS。着替えを借りて、自分の衣類も洗濯した。手洗いもうがいもして、どうしても納得できずにウエルパスを頭から振ってみた。
 そんなこんなで午前中の半分は使ってしまう。それから慌しくデスクワークやカンファレンスに出かけたり、病院に出向いたりした。
 ああ、後何日だ?雪があったら訪問できないところもあるのに、今月・・・間に合うのかな???


にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする