すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

頭も胃も痛いけれど・・・

2011-12-18 19:47:53 | ひとりごと
 長い・・・。一週間仕事するのが当たり前の職場からすると、贅沢な話ではあるが、振り分けて仕事する事に慣れているので、こう続くと疲労が取れない。
 勿論介護の現場のような肉体的な疲労は無いはずなのだが、これがまた精神的にも肉体的にも来る。
 在宅は本当に色々あるのだと思う。先日の研修で出た課題が全くその状態を表していた。
 
 例題

 脳梗塞で半身麻痺がある。介護をしていた夫を最近亡くし独居女性。本人は在宅独居を希望している。嫁の負担を考えてヘルパーを希望。
 長男は嫁が二日おきに通って世話をしているので、それで十分だと思っており、ヘルパーは必要ないと考える。
 長男の妻は、義母とはうまくいっているが、正直二日に一度は負担であり、本人の依存が強くなり自立支援になっていないのではと懸念する。
 長女は兄夫婦と同居して欲しいと希望。

 こんな方向がみんな違う方向を向いているところを、調整するのがケアマネの仕事であるが、決して珍しいケースではない。
 サービス提供者の言い分、家族の言い分、本人の言い分、主治医の言い分・・・。聞いているだけで胃が痛くなる。ついには頭痛がした。
 いずれもが本人や家族、そして周囲の事を考えており、決して誰かが間違っているわけではない。けれど、折り合いがつかない。主治医と家族の話し合いも、水掛け論になっていく・・・。
 私はこの仕事に向いているのかな・・・と、こういう時いつも思う。けれど、担当様の笑顔にやっぱり救われる。

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コメント (3)
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