すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

経過は良好

2015-10-29 22:01:00 | うちのキヨちゃん
 今日はキヨちゃんの脳外科と整形外科の受診日だった。
 午前中にMRIを撮り、そのまま11時半の予約の脳外科を待った。整形外科は13時の予約だ。
 ところで、私も風邪が治らないので、キヨちゃんに少し早めに行って貰い、私も受診して内服を貰った。その間、キヨちゃんは看護師さんのサポートでMRIなどを行っていた。
 多分予約なしの私の方が時間がかかると思っていたが、何だか今日は脳外科がかなり混んでいて、結局13時前になってしまった。分かっていれば先に食事に行ったのだが、間で予約なしの患者さんが入ったり、予約の時間が前後する事もあり(検査や体調なんかの具合で)、番号が出ていてもさっぱり読めない。また9時予約の人が、10時に入ったキヨちゃんより受付番号が後なのを見ると、予約はしていたが時間に間に合わなかったようで、本当にどんな順番になるのか見当がつかない。
 ようやく順番が来て、脳外科の先生に「いつものように」足が痛いの何のと訴えるキヨちゃん。優しく聞きながら、
 「そうですか。手術の後は痛くなくなってたんでしょ。」
 「そうなんです。なのに、また最近痛みだして。動きすぎるのが原因じゃと皆に言われるんですけど(笑)。」
 「そうですか~。でも、動けた方がいいですよね。」
と話してくださる。そして、私に小声で、
 「お元気ですよね。」
と言う。
 「はい。」
 「お元気ですよ。」
とキヨちゃんに。
 「ほんでも先生痛いのは痛いんです。」
 「それでもお元気な方ですよ。」
と念押しされるキヨちゃん。
 それから、整形外科の先生に断って大急ぎで昼食を摂って午後の受診。ここでは、何故か足が痛いと言わないキヨちゃん。
 MRI画像を見ると、以前つぶれていた神経が、素人目にも分かるほど改善されている。それを見せながら、
 「良くなってますよ~。」
と先生。
 「畑してますか?怒られながら、仕事してますか?」
と冗談も忘れない。
 キヨちゃんは終始ご機嫌で話を聞き、結局整形外科では痛いと言わない。帰りの車の中で、
 「先生の手っちゃ、可愛い手しとるん。」
などと言いつつ、
 「あんなに一生懸命治ったと言う先生には気の毒で痛いと言えん。」
と言うキヨちゃん。乙女心かな?けど、脳外科で無くて整形外科で言わな・・・。
 まあ、痛いのもふらつくのも仕方が無い。84歳で洗浄ガンで掃除したり、畑仕事しているのだから、まあ「お元気な方ですよ」だとは思うのだ。

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