すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

人の出入りの多い日

2015-12-03 21:35:10 | ひとりごと
 昨夜変な電話があった。
 「すずしろキヨ子さんのお宅ですか?」
と来た。
 「キヨ子さん出られますか?」
ナンバーディスプレイの番号は知らない番号だが、フリーダイヤルなどではない。
 「失礼ですがどちら様ですか?」
 「東京の中村です。」
 キヨちゃんに聞いてみると知らないと首を振る。
 「すいません。母は覚えが無いと言うのですが、どういうご用件でしょうか?」
そう言うと、
 「娘さんではお話しできません。」
と言う。それならと、
 「ではフルネームでお知らせください。」
と聞くと、
 「お譲さまにはお教え出来ません。」
だと~?!何とも怪しい。それで、取り次がず切ったのだが、すぐにかかってきた。そして、
 「あ、さっきもかけましたっけ?」
と言うのだ。
 「どこに電話したのかも分からない状態ですか?」
と嫌味を言い、
 「ご用件は?」
と聞くと、
 「要件はありません。」
と電話を切られた。これ、くりりんがネットで調べると天皇陛下の写真集を買ってくれと言うセールスらしいが、当然怪しい輩だろう。
 幸いキヨちゃんは、何でも、
 「若いもんがおらんのでは分からん。」
と言ってくれるので有難い。たまに出掛けたくりりんの電話で、
 「くりりんです。」
と言っているのに、
 「そんな人は知りません!」
と電話を切ったエピソードもあるのだが、まあ、オレオレに騙されるよりはいいだろう(笑)。
 さて、そんなわけで「若いもん」がおる日には人の出入りが多い。元々今日はキヨちゃんはデイの日で、私が留守を預かっていた。昨夜はひどい風雨で、家の周りは落ち葉だらけだったので、とりあえずそれを掃除した。
 くりりんを送り出してから、シンクのリフォーム中なのでお茶の用意をして、キヨちゃんを待ち合わせ場所まで送り、戻って洗濯物を干してから、業者さんに断ってインフルエンザの予防接種に行った。
 戻ってから、銀行さんや浄化槽の人、そしてケーブルテレビの配線工事と、次々やってきては、
 「お婆ちゃん、何回来ても『若いもんがおらん』の一点張りで泣きそうでした。」
と言われた。
 「すいません。けれど、こうも怪しい事がある時代なので、大目に見てやってください。」
とりあえずお詫びする。
 夕方までにはシンクが出来上がり、キヨちゃんを待ち合わせ場所まで迎えに行った。

     

 少しずつ片づけているが、まだまだ一度には無理そうだ。今夜はくりりんは飲み会で、まだ迎えに来てコールは無い。くりりんが戻らないと運べないものもあるので、今夜はもう片づけはやめにする。
 しかし・・・、何だか忙しい一日だった・・・。

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コメント
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