すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

せっかく楽しい一日にしたかったのに・・・

2016-02-08 19:59:34 | うちのキヨちゃん
 今日はキヨちゃんを連れてシンビジウムを観に行った。一つには、花が好きなキヨちゃんをたまには連れだしてあげたかったのと、一つにはくりりんを一人で家でのんびりさせてあげたかったのとだ。
 くりりんをお留守番にして、キヨちゃんと朝からお出掛けした。くりりんのカーナビがあったので、ご飯を食べる場所などもばっちり探す事が出来た。
 まず、目的地の「あんみつ館」へ。そこは年中蘭などの花がある所で、「プリンセス雅子」や「愛子様」などの品種もある有名な所だ。展示スペースの他に、購入もできる。美術館も入れれば6つの館があるのだが、美術館はキヨちゃんが興味を示さなかったので、とにかくお花を見てまわった。

     

 写真を撮っていい所と、ダメな所があるのだが、撮っていい所では色んな種類の花の前で撮影してきた。花が大好きなキヨちゃんは終始ご機嫌で、結構歩きもしたのでリハビリにもなった。
 自分用のお花は買わなかったのだが、キヨちゃんはお友達などに切り花を少し買った。私はワインやハンドクリームをお土産に買った。キヨちゃんもドレッシングなどを少し買った。
 お昼は、
 「美味しい物が食べたい。」
というのだが、土地勘もなくとりあえず案内に載っているお店を訪ねた。が、ここが大正解。私は今日の定食、キヨちゃんはとんかつ定食。量はどれも少なめでキヨちゃんにはちょうどいい量だった。そして美味しい。

    
    

 その後はうだつの町並みへ移動し、假屋崎省吾さんの花が展示されている「吉田邸」へ。

    

 中に入ると、どの部屋にも沢山のお花が飾られており圧巻だったが、さすがに日が経っているので、スダチなどは少し残念な感じになっているようだった。

 さて、買い物も済ませて、帰りには、
 「くりちゃんにチョコレート買う。」
とくりりんにバレンタインのチョコまで買ってくれたキヨちゃん。このまま楽しい休日が終わるはずだった。
 夜お風呂も済ませて、夕飯の準備を食べている時に、たんぱく質をあまり摂らないキヨちゃんが(まあ、美味しいお肉などは食べるが)、野菜炒めの豚肉にちょっと機嫌が悪くなる。
 「お肉嫌い。」
・・・て、昼はとんかつ食ったじゃないか。
 「お前ら、肉ばっかり食べるけん、腹が立つ。」
・・・って、焼き肉やトンカツを連日食べているわけじゃなし、野菜炒めやぞ。まあ、自分が肉を食べない言い訳をしているのだが、これは認知症のつじつま合わせにも似ていてちょっと心配。
 そして、今月キヨちゃんの畑仕事を二人で手伝う事になっているのだが、くりりんと私の仕事の休みがなかなか合わない。私も今一人だし、くりりんは客商売で土日が休みにくい。
 それでも何とか私の休みに合わせて頼んでくれているのだが、その日が雨の可能性が出てきた。最悪、私とキヨちゃんで運ぶ物をまとめて、小屋に運んでくれたら、そこから家まではくりりんが休みに一人で運ぶよ~と話あっていた。
 そう、どうやって手伝うかを話し合っていたのだ。それなのに、何故かどくれるキヨちゃん。くりりんにやる気が無いと言い出した。仕事が遅いのだから、6時から畑に出れば仕事前に出来る・・・と来た。そんなん、私でも嫌だし、大体仕事の前に仕事って農家の嫁でも最近無かろうと思う。
 確かに田舎では仕事の前に一仕事する働き者が結構いる。けど、私たちは無理だ。で、結局喧嘩になった。酒も入っているのだし、年寄りの言う事だからまともに喧嘩しちゃだめだってくりりんは言うが、くりりんの事を言われるのが物凄く腹が立つのだ。
 そして、何だか真ん中でイライラしなくちゃいけない私は、くりりんにも腹が立ってきた。まったりしてくれているから、家がギスギスしなくていいのだが、元々は誰のために今日一日頑張ったんだよ!と。
 仕舞には歯の詰め物が取れる始末!
 もう!!!仕事も忙しいのに。いつ行くんだよ。

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コメント
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