明日は仕事がらみで遅いと分かっているので、なるべく早く仕事を終わらせるようにした。これで、何とかキヨちゃんもクリアできるかと思いつつ帰ると、くりりんが言った。
「今日はクソババアキヨちゃんだったから、喧嘩しちゃった。」
・・・って、おいおい。言い方が可愛いだけで、これって結構ヘビーじゃないか。
うちのキヨちゃんは色々とお金の事を心配する。だから、電話代も電気代も水道代も、私たちが明細は管理し、くりりんがきちんとデータにして去年と比べたりしている。とは言え、どうしても電気代はほぼ2世帯の様なものなのでかかってしまう。
その明細を今日は電気屋さんとばっちり会ってしまったので、キヨちゃんの手元に行ってしまったのだ。先月よりも減っているし、去年よりは減っているが、キヨちゃんにしてみたらびっくりぽんな金額だった。そこで、検針のお姉さんに、
「他の家はこんなに使うんで?」
と聞いたらしい。するとお姉さんが余計な事を。
「いえ、他はこんなに使いません。」
と言うわけで、くりりんが帰るなり電気代が高いと雷が落ちた。そこで、くりりんは2世帯状態だし去年より下がっていると説明したかったのだが、
「お母さんの部屋でもエアコン使っているし。」
と言ったのが災いした。キヨちゃんには、
「お母さんが電気代使っている。」
と聞こえてしまった。
怒ったキヨちゃんは、
「ああ、こんなんだったら一人で暮らした方がましじゃ!」
と言い放ち、これに切れたくりりんが、
「だったらそうしたらどうですか!」
となったと言うのだ。
やれやれ・・・。で、私はここは聞かなかった事にしよう。そう決めて何食わぬ顔でただいまを言った。
「おかえり。大変だったな。」
「うん。ありがとう、今日靴(畑仕事で汚れたまま洗えなかった物)洗ってくれたんじゃ。」
「おお、泥だらけだったけんな。」
こんなやり取りをしつつ、私はキヨちゃんの作った夕飯を温め直していた。
「今日な、くりちゃんと喧嘩した。」
と以外に殊勝な言い回し。
「へ?何があったん?」
ととぼける。
するとくりりん登場。
「あ、くりちゃん、さっきはお母さんごめんよ。ちょっとムカッときたけん。」
珍しくキヨちゃんが先に謝る。普段口答えしないくりりんが怒ったから気になったか。
「いえいえ。」
とだけ、くりりん。そこで、
「おかず運んで~。」
と台所に呼び、
「僕も言い過ぎました・・・でしょ。」
と小声で言う。
「僕悪うないもん。」
「一人で暮らした方がええわに、そうしたらいいでしょは余計やろ。僕もごめんなさいと言えば丸く収まるでしょ。」
・・・って、母親か私は。
で、結局くりりんが、
「お母さん、僕も言い過ぎました。」
と言ってくれた。
まあ、それからは和やかに夕飯を食べ、
「お前らは母ちゃんの作った物何でも美味しいって食べてくれて嬉しい。」
「いや、お母さんのご飯はどれも本当に美味しいんですよ。」
と互いに気遣った。まあ、この会話は普段もよく出る言葉で、決して嘘ではなく、キヨちゃんも私たちが食べる事を喜ぶし、キヨちゃんのご飯がおいしいのも事実。
こう言うのを雨降って地固まるって言うのか??ただ、土砂崩れになることもあり得るのだから、十分気をつけなきゃね。
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「今日はクソババアキヨちゃんだったから、喧嘩しちゃった。」
・・・って、おいおい。言い方が可愛いだけで、これって結構ヘビーじゃないか。
うちのキヨちゃんは色々とお金の事を心配する。だから、電話代も電気代も水道代も、私たちが明細は管理し、くりりんがきちんとデータにして去年と比べたりしている。とは言え、どうしても電気代はほぼ2世帯の様なものなのでかかってしまう。
その明細を今日は電気屋さんとばっちり会ってしまったので、キヨちゃんの手元に行ってしまったのだ。先月よりも減っているし、去年よりは減っているが、キヨちゃんにしてみたらびっくりぽんな金額だった。そこで、検針のお姉さんに、
「他の家はこんなに使うんで?」
と聞いたらしい。するとお姉さんが余計な事を。
「いえ、他はこんなに使いません。」
と言うわけで、くりりんが帰るなり電気代が高いと雷が落ちた。そこで、くりりんは2世帯状態だし去年より下がっていると説明したかったのだが、
「お母さんの部屋でもエアコン使っているし。」
と言ったのが災いした。キヨちゃんには、
「お母さんが電気代使っている。」
と聞こえてしまった。
怒ったキヨちゃんは、
「ああ、こんなんだったら一人で暮らした方がましじゃ!」
と言い放ち、これに切れたくりりんが、
「だったらそうしたらどうですか!」
となったと言うのだ。
やれやれ・・・。で、私はここは聞かなかった事にしよう。そう決めて何食わぬ顔でただいまを言った。
「おかえり。大変だったな。」
「うん。ありがとう、今日靴(畑仕事で汚れたまま洗えなかった物)洗ってくれたんじゃ。」
「おお、泥だらけだったけんな。」
こんなやり取りをしつつ、私はキヨちゃんの作った夕飯を温め直していた。
「今日な、くりちゃんと喧嘩した。」
と以外に殊勝な言い回し。
「へ?何があったん?」
ととぼける。
するとくりりん登場。
「あ、くりちゃん、さっきはお母さんごめんよ。ちょっとムカッときたけん。」
珍しくキヨちゃんが先に謝る。普段口答えしないくりりんが怒ったから気になったか。
「いえいえ。」
とだけ、くりりん。そこで、
「おかず運んで~。」
と台所に呼び、
「僕も言い過ぎました・・・でしょ。」
と小声で言う。
「僕悪うないもん。」
「一人で暮らした方がええわに、そうしたらいいでしょは余計やろ。僕もごめんなさいと言えば丸く収まるでしょ。」
・・・って、母親か私は。
で、結局くりりんが、
「お母さん、僕も言い過ぎました。」
と言ってくれた。
まあ、それからは和やかに夕飯を食べ、
「お前らは母ちゃんの作った物何でも美味しいって食べてくれて嬉しい。」
「いや、お母さんのご飯はどれも本当に美味しいんですよ。」
と互いに気遣った。まあ、この会話は普段もよく出る言葉で、決して嘘ではなく、キヨちゃんも私たちが食べる事を喜ぶし、キヨちゃんのご飯がおいしいのも事実。
こう言うのを雨降って地固まるって言うのか??ただ、土砂崩れになることもあり得るのだから、十分気をつけなきゃね。
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