すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

憧れのDr.とのお別れ

2016-02-18 18:31:50 | うちのキヨちゃん
 今日はキヨちゃんの通院日だった。前回の受診日に主治医より「転勤」の話が出ていた。詳しい事はその時聞かなかったが、キヨちゃんはこの先生を物凄く信頼しており、
 「先生いないんだったら、ここの病院に来る意味無い!」
と昨年はかなり落ち込んだ。
 しかし、近医で専門の医師がいるわけでもなく、県立病院に行っても多分近医にかかりつけをと言われるのがオチだ。なので、キヨちゃんも、
 「引き継いでくれるお医者様もいるはずだし、やっぱりここにしよう。」
と決めた。
 今日は脳外科と整形外科。どちらの先生も本当に優しく、つまらない事を聞いても嫌な顔一つせず、困った顔さえせずきちんと聞いてくださる。
 今日も、脳外科で皮膚科の相談。おいおい、キヨちゃん!しかし、脳外科の先生はお薬も調べてくれて、
 「この薬はステロイドなのであまりお勧めしませんよ。保湿クリームで十分ですよ。」
と言ってくださった。これ、同じ事を私も言ったが、白衣を着てないと効果無いのだ。
 そして主治医である整形外科へ。今日は骨密度を計った。と言うのも、後縦靭帯骨化症の手術をして、背骨にボルトが何本も入っているキヨちゃん。骨がもろいと困るので、骨粗鬆予防の注射をしている。その効果を見るためだ。
 すると腰椎正面が88%、大腿骨が69%。若年成人では80%以上が正常、70~80%が骨量減少、70%未満は骨粗鬆症ということだ。ただし、85歳のキヨちゃんは同年齢と比較すると、腰椎正面が132%で、大腿骨が109%ということだから、良い方らしい。
 今後あと数カ月注射をして、後は内服を続ける事が必要とか。ひとまず安心な結果ではある。
 さて、その先生だが、
 「先生はどこに行かれるんですか?」
今日はキヨちゃんが聞いた。
 「ああ、実は実家の父が引退する事になって、病院を継ぐことになったんです。」
とのこと。
 「まあ、それはおめでとうございます。先生に会えなくなるのは寂しいけれど、そこなら遠くもないので、温泉に行きがてら会いに行けます。」
とは流石キヨちゃんである。
 次の予約を入れた後も名残惜しく、しばし椅子から立たないキヨちゃんにちょっと看護師さんが笑った。幸い、次の先生はこのDr.と一緒に手術に携わってくださった先生とのことで、キヨちゃんの状態も良く分かっているので安心だ。
 そして、先生が、
 「僕が帰ったら、ホームページとかも作ろうと思うので。」
とおっしゃっていたので、いつかキヨちゃんに見せてあげることになるだろう。その日を楽しみにしていてね。

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コメント (3)
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