すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

強くなるのか、弱くなるのか。

2020-07-08 21:08:32 | うちのキヨちゃん
 今日はキヨちゃんはリハビリの日だったが、訪問看護の看護師さんからラインが入った。
 「理学療法士が伺いましたが、(事前に時間もお伝えしてましたが)、聞いとらん!と不機嫌で、今日は嘔吐もして体調が悪いと言うので引き揚げたそうです。」
え?嘔吐したのは一昨日で、それ以降全然大丈夫である。
 「すいません。最近こんなことが多いんです。嘔吐は今日ではないので大丈夫です。」
と返信した。
 その後くりりんからライン。今日は増水でお休みだったので、家にいてくれたのだ。
 「何かね、来た時に「僕のこと覚えてますか?」って聞かれたのがイラッとしたみたいだよ。」
なるほど・・・。
 実は理学療法士さんは3人いて、それぞれ個性が違う。Aさんはお気に入りでキヨちゃんメロメロのイケメン君。結構スパルタだがついて行っている。Bさんは穏やかで優しく、少し頼りないとも言いつつ、これまたお気に入りである。そして今日来たCさん。この人はキヨちゃんが苦手とする人だが、どんなにキヨちゃんが悪態をついてもめげないツワモノである。なので、最近は言いたいことが言える人として案外上手くいっていた。
 そのお約束として、
 「僕のこと覚えてる?」
 「毎回聞くな!そこまでボケとらせんわ!」
のやりとりがあるらしいのだが、それが今日は地雷原だったようだ。
 「そこまでボケとらせんわ!今日はもう帰れ!リハビリはせん!」
となったらしい。
 
 私は今日はイレギュラーでほぼ一日病院だったが、何とか定時ちょっと過ぎに事務所に戻れて、大急ぎで帰宅した。ちょうどくりりんがお風呂の準備をして、キヨちゃんは一人で入っていた。いつもはお風呂が早いキヨちゃんだが、今日はやたら時間がかかるので、見に行くと、
 「母ちゃん、もう一人ではお風呂は無理じゃ。足が言う事聞かん。」
とぼやいた。思うように出来ず、不安もあり時間がかかったようだ。
 出来ることは自分でした方がいいが、
 「次から私が一緒に入るわ。」
と言うと、
 「そうしてくれの。」
と素直に言った。
 強いんだか弱いんだか・・・。


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コメント (2)
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