すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

50年越しのリフォーム

2021-09-20 19:49:00 | ひとりごと
 私とくりりんの暮らす離れは、じいやんが自分の為に建てた家である。50年以上前の鉄筋コンクリート造は頑丈なものだ。今私たちの寝室になっている所は応接間だった。昔ならではの暖炉(と言っても火は炊かない)があって、応接セットにはテレビか何かを買った時におまけで貰ったような、ウイスキー瓶とグラスがセットされたSL型のオルゴールがあって、隣が寝室だった・・・と思う。
 じいやんが寝付いてからは、母屋の今のキヨちゃんの寝室(その前は私の寝室)で介護していたので、離れは一部屋私の勉強部屋になっただけで、お客さんが来た時くらいしか使わない状態になった。
 父が闘病中は離れの応接間を寝室にリフォーム。暖炉の上にテレビを置いて、暖炉部分には透析セットがあった。
 母屋も含め、家が古くなるたびにリフォームは繰り返された。キヨちゃん曰く、
 「じいやんの家は柱くらいしか残ってない。」
と言うほど様変わりしている。それこそ母屋は元々じいやんが自ら建てたので(昔の年寄りにはあるあるで、自分で建てた人案外多い)、リフォームの時に、色々欠陥も見つかったりした。
 しかし、今私たちが使っている離れの、玄関だけは手付かずだった。

     

 かなり古いので、鍵が無くなっている上に、ドアも外れかけてはくりりんが接着剤で補強するという状態。天井も落ちかけている所がある。
 前々から直したいと言っていたが、合うサイズのドアがなく、鉄筋コンクリートなのでそれを削るなりしなくては出来ないと、今まで断られていたのだ。
 ところが、今回そのままの枠を利用して直せるという話が出て、ようやくリフォームとなった。お金もかかるので、天井は今回は諦めた。
 これでちゃんと鍵を閉めて出入りできるし、ドアが外れる心配もない。

     

 何だか新しい家に引っ越したみたいで、ちょっとウキウキである。


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コメント (3)
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