すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

忘れてしまわないうちに・・・。

2023-09-07 19:12:43 | うちのキヨちゃん
 最近、うちのキヨちゃんは記憶が混乱することがちょくちょくある。ごく身近な親類でも、親子関係や兄弟などがごっちゃになる。
 私の甥の子供(たわしのナナちゃんとその弟のまあ君)の事も、ちっちゃい頃から交流があったが、お嫁に行ったり進学したりして離れてしまうと、私でも久しぶりに会えば見違えてしまう。ましてやキヨちゃんは記憶も曖昧になるので、
 「顔見せないと忘れるで。」
と伝えていた。ナナちゃんは一度来てくれていたが、四国外に進学しているまあ君は
 「ほな、夏休みに帰ったら顔見せるわ。」
と言っていた。
 そのまあ君が今日、帰る前にと立ち寄ってくれた。事前に来ることを伝えていたが、
 「え?まあ君って誰?」
から始まり、
 「え?3人兄弟の?(実際はナナちゃんと二人)」
 「Mちゃんの息子?(実際は孫)」
と混乱しまくり、まあ君が来るまでには一通りシミュレーションし、思い出していた。
 なので来てくれた時には、立派になったその姿にウルウルしながら、手を握って喜んだ。ま、時々話が繰り返されたり、誰の子供か兄弟が誰かなど混乱することもあったが。
 しかし、帰った後も繰り返し繰り返し喜んで話をしたので、本当に来てくれて良かった。
 「あの子は優しい子じゃ。うちの手を握って、『なかなか帰れんけど、また会えるけん、100歳まで頑張って。』ってまあ君も涙ぐんでな。」
・・・うん、多分それはキヨちゃんの目が潤んでいたからそう見えたかな??(笑)。


*昨日は肉じゃが。今日はお刺身だった。

     


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コメント (2)
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