すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

自動抑制ブレーキについて。

2023-09-19 14:24:20 | ひとりごと
 とても重くて辛い記事を読んだ。きつかったので、全文は読んでいないので間違った解釈をしているかもしれないが、高齢者の交通事故の話である。
 6歳の女の子が小さな愛犬の散歩をしていた。横断歩道を手をあげて渡っていたところに車が突っ込む。幸い女の子にけがは無かったが、悲しい事に愛犬が犠牲になった。
 はねた意識があったのか無かったのか車は走り去り、後から92歳の高齢者と分かったらしい。加害者の方はご自宅を訪問し謝罪。事故を起こした記憶は無いと言う。
 辛かったのはその人の言い分だ。
 「娘さんをはねなくて良かった。」
 「車、自動ブレーキがかかるタイプなんです。犬が小さくて反応しなかったのだと思う。」
どれほど傷ついたか、どれほど苦しかったか想像に難くないが、わずか6歳の女の子は、
 「〇〇(愛犬の名前)もおじいちゃんも可哀想だった。」
と泣きながら言ったと言う。
 胸がつぶれそうだった。
 自動ブレーキは案外今どの車にもついているが、過信は出来ない。それよりも、思いもかけないところで急にスピードがガクンと落ちて、キヨちゃんを乗せていて悲鳴を上げたこともある。決してスピードが出ていたわけでもないので、私が気づかなかっただけで何かあったのかもと、車を止めて車載カメラの映像を確認したが、特に落下物も小動物もおらず、結局分からずじまいだった。
 高齢者になるほど、反応が遅くなったり見落としたりするからと、安全を求めて導入しているのだろうが、完ぺきではない。事故が起きないとは限らないのだ。
 そして、決して「娘さんじゃなくて良かった。」ではない。大切な家族を失った彼女の痛みを思うとたまらない。
 他人ごとではない。運転には十分気を付けよう・・・・。


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コメント (3)
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