すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

綺麗好きで信心深いキヨちゃん。

2023-09-06 10:07:56 | うちのキヨちゃん
 家のキヨちゃんはとにかく綺麗好きだ。今でこそ寝ていることが多いが、とにかく家の中の掃除、外回りは草刈りから家のガラス、壁まで全部拭き掃除。排水路や水の溜まるタンクも苔が生えないようにいつも洗っていた。それこそ80代の初めまでは屋根に上って瓦を洗っていたくらいだ。
 そのお陰でずぼらっち~の娘がいても、我が家は綺麗に経過しているわけだが、私の器量ではとても追いつかない。離れに関しては、くりりんが水回りや玄関の汚れは気になるのでいつも率先して綺麗にしてくれる。逆に昔は「潔癖症」だったらしいので、緩和されてなかったら私とは結婚できなかったろうと思う(笑)。
 さて、そんなキヨちゃんだが、ここ最近は寝ていることが多いので、母屋を掃除したくても座っている場所の敷物をお尻を浮かせてめくる程度で、
 「掃除するけん、他の部屋に行って。」
とも言いにくいので、キヨちゃんのデイの日などにまとめてするようになる。
 ところが今日、久しぶりにやる気になったキヨちゃん。朝からホースを引っ張ってきて、玄関の観葉植物を全部表に出し、玄関の掃除や観葉植物の手入れを始めた。
 実は先日親戚から多肉植物を挿すように何種類か貰ったものを、そのまま貰った空の鉢に適当に私が植えてていた。その鉢や受け皿が汚いと思ったらしい。
 「あ~、綺麗になった。あんまり汚いけん、ハイター(漂白剤)で洗った。」
と言う。・・・えっと、多分花には影響ないよね????
 そのため、せっかくキヨちゃんが動いているので、出勤前のくりりんにちょっとだけ手伝ってもらって、テーブルやたまちゃんのケージを移動し、敷物をあげて掃除した。
 すると埃は勿論だが、あらゆるものが下から出てきた。まず広告類。これ、キヨちゃんが何かしら片づける時、折りたたんで敷物の下に敷いて所謂寝押しをするわけで、ぺったんこになったら捨てるなり片づけるなりするつもりなのだろうが、小鳥のエサのごとく忘れ去られている。
 その中で一番驚いたのが、お寺からの封筒で手紙やお札が入っていただろう空袋まで出来たことだ。何しろキヨちゃんは信心深いので、古いお札はもとより包んでいたものでもすべて別に取って置き、お焚き上げの時に焼いていただくのだ。その袋を尻の下に敷く???(笑)。
 そしてもう一つ。キヨちゃんは例えば掃き掃除をしても、そのごみを運ぶことは危なくて出来ないので後始末が必要だ。だが、拭き掃除をしたウエットティッシュなどの小さい物までその場に放置する。なので、掃除した後はチェックが必要だ。
 まあ、何にしてもやる気のあることは良い事だ。


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コメント (2)
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