すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

不在票

2017-02-25 21:44:11 | うちのキヨちゃん
 月末、土曜とは言え仕事は勿論沢山ある。本当は残業もしたいところだが、どうしても買い物に出なくてはならず、
 「まあいいや。月曜日に早出して頑張ろう。」
と決めた。
 くりりんとは事前に約束していた。とりあえず、なるべく定時に終われるように頑張った。
 キヨちゃんが待ちぼうけしてはいけないので、仕事から買い物に行く事を伝えるために電話した。すると、待ちかまえていたかのように、
 「あのなあ、荷物が着いたのに、電話に出んのよ。」
と言った。勿論、こちらから掛けたのに、こちらの用件なぞ聞く前にである。
 さて、この文面だけ見たらどう解釈するだろう。私はどなたかから宅配便が届いた。お礼の電話をかけているが繋がらない・・・と受け取った。しかし続きは、
 「〇〇が(キヨちゃんの姪)イチゴ送るって言いよったけん、そうじゃと思うんじゃけど。」
と来た。
 いや、〇〇さんなら電話番号は知っている。はて、なら携帯を持っていないか、切っているか?
 「イチゴじゃったら、早く開けないかんと思うんじゃけど。」
??と言う事は、イチゴは届いていないのか?
 そしてよくよく聞くと、品物が届いたのではなく、不在票が入っていたと言う事だった。なので、電話をかけているが、宅配業者に繋がらないというのだ。
 「電話番号言うけん、すず掛けてくれ。ええか、35287・・。」
 キヨちゃんは真面目に番号を読み上げる。いやいやどう考えてもその番号は電話ではないだろう。
 「母ちゃん、ほれは電話と違うわ。どっかに090とか080とかそうじゃなくても0で始まる番号無いで?」
 「無い。」
・・・・。それも不思議な話だが、それなら待つしかないだろうと伝えた。
 さて、くりりんは先に帰って私と待ち合わせた。仕事を終えて待ち合わせ場所に行くと、くりりんからも報告があった。家に着くなり同じ問答があったらしい。
 ただ、くりりんは現物を目にしたので、その真相が分かった。
 それは不在票では無く、先日キヨちゃんが親戚に品物を送った配達票だった。店から宅配業者を通しているので、届けましたというあれである。勿論、キヨちゃんが電話と思って掛けていたのは、伝票番号である。
 やれやれな顛末だが、それよりも〇〇さんのイチゴの下りも本当だろうか?少し時期が早いと思うのだ。もしかしたら、
 「イチゴの季節になったら送るね~。」
と言ったのを、今だと思って待っているだけではないだろうか?
 はてさて・・・?

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2 コメント

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あるある (山のすずめ)
2017-02-25 22:23:28
きよちゃんじゃなくても ありますよ、勘違い!!
自分が送った荷物が、相手に届きましたって言うカード、あれ 自分家に来た荷物だと 思いませんか?

よく見れば わかるんだけど、間違いますよね(^o^)
返信する
山のすずめ様 (すずしろ)
2017-02-27 22:31:08
あるあるなんですね。
会社でも「私も~」という話ありました。
返信する

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