現在我が家では猫と犬を飼っている。もともと祖父の犬好きのお陰で、昔から犬は常に飼っていた。しかし、猫はかつて飼った試しがなかったのだ。おそらく祖父が猫好きではなかったのであろう。父は動物はだいたい好きな人であるが、独身時代に飼っていた猫を、目の前で車に轢かれたトラウマから、飼えなくなっていたらしい。うちのキヨちゃんに到っては、大の猫嫌いだった。多くの主婦と同じく、土足で家に上がることを許せなかったのだ。
そんな我が家に一生飼うはずもなかった猫がやってきた。ある日、家の前に捨てられていたのだ。当然家族は大反対、何となく家の周りで雨露をしのぐだけの猫だった。そこで仕方なく里親を探していたのだが、簡単に見つかるはずもなく、そのうちに少しずつ少しずつうちの猫になっていった。
父と私はともかく、猫嫌いのキヨちゃんは最後まで飼うことを認めなかった。例え家で餌を食べていても「預かっている」と言い続けたのだ。しかし、ある日私は見てしまった。「しっしっ!」と猫を追い払いながら、落としたふりをして、いりこ(餌)をやるのを。ついに彼女も猫の魔法にかかったようだった。
今では誰よりも猫の虜であり、父と二人にこにこ猫の寝姿に見入るキョちゃん。
「父ちゃん、娘がいて猫がいて犬がいて、幸せよなあ。」などと言われてしまうと、なまじ「孫の顔が見たい」等と言われるよりも、胸に堪える私である。
そんな我が家に一生飼うはずもなかった猫がやってきた。ある日、家の前に捨てられていたのだ。当然家族は大反対、何となく家の周りで雨露をしのぐだけの猫だった。そこで仕方なく里親を探していたのだが、簡単に見つかるはずもなく、そのうちに少しずつ少しずつうちの猫になっていった。
父と私はともかく、猫嫌いのキヨちゃんは最後まで飼うことを認めなかった。例え家で餌を食べていても「預かっている」と言い続けたのだ。しかし、ある日私は見てしまった。「しっしっ!」と猫を追い払いながら、落としたふりをして、いりこ(餌)をやるのを。ついに彼女も猫の魔法にかかったようだった。
今では誰よりも猫の虜であり、父と二人にこにこ猫の寝姿に見入るキョちゃん。
「父ちゃん、娘がいて猫がいて犬がいて、幸せよなあ。」などと言われてしまうと、なまじ「孫の顔が見たい」等と言われるよりも、胸に堪える私である。
いらっしゃいませ。コメントありがとうございます。また遊びに来てくださいね。