気分で病人になるキヨちゃん。

　今日はキヨちゃんの泌尿器科の受診日だった。心配した雨も大したことなく、その足で久しぶりにカットやカラーにも行ったキヨちゃん。綺麗になってご機嫌で、お昼のおにぎりも帰ってからのおやつも、夕飯も晩酌もしっかり食べられた。
　しかし、今日はシャンプーもして貰ったし、お風呂面倒くさいモードに入っていた。キヨちゃんも９３歳だし、今二日に一回は入っているので十分だとは思うのだが、どうしてもおしっこの方が問題なので、やはり二日入らないのは厳しい。本当は毎晩洗って欲しいくらいだが、そこは負担もあるだろうからその分朝晩清拭して着替えをしてもらっている。
　するとこの「たいそい」モードに入ると、途端に病人モードにもなる。
　「あ～、お前らは母ちゃんがしんどいの分からんのじゃ。年取って見たら分かるんじゃ。」
など言う。勿論体調が悪い時には入れないが、一杯やってご機嫌なんだから大丈夫と言うものだ。
　いつもは上手く勧めるようにしている私だが、疲れている時はついつい強引な口調になる。でも意固地になると絶対困るので、しばらくほったらかしていたら、しぶしぶ入ってくれた。そして入ってしまえば気持ちがいいのでまたご機嫌になる。風呂上がりに足の爪も切ったら、喜んでいた。
　ただ、最近はキヨちゃんのお風呂の後、まず脱衣所の掃除をしてからでないと入れない事態が時々あって、結構疲れる。しかも、キヨちゃんが気づいたら傷つくので、ばれないように掃除してしまわなくてはならない。
　ま、頑張ろう・・・。


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