神戸大丸にある、大丸ミュージアムKOBEに行ってきました。
現在開催中の「白州次郎と白州正子展」を見るためです。
東京・町田市にある旧白州邸「武相荘」にいちど行ってみたいと思っていたんですが、今回の展覧会では、その「武相荘」の一部が再現され、白州ご夫婦の強烈な個性と美意識が交差する中で秘められた、魅力的な生活スタイルが公開されていました。
展示では『白州次郎』『白州正子』『次郎と正子』の三章で構成。
とくに白州次郎(1902-1985)の選び抜いて使った品々には目を凝らして見ていました。
なにしろスタイルにもこだわり、日本で初めてジーンズをはいたのが白州次郎だったのです。
時計、キーホルダー、タバコケース、財布、眼鏡などは超一級品ばかり。それらがエルメスのアタッシュケースに収められていました。
愛用のブランドは、ダンヒル、ロレックス、ターンブル&アッサー、ルイ・ヴイトン、イッセイ・ミヤケ・・・・。
この時代にですよ!スゴイです!!オドロキです!!
一方白州正子(1910-1998)は、よく知られている当代一の目利き、”ほんもの”を知る唯一の人といわれ、染め、織り、陶磁器、民芸品など様々な分野での職人の技を愛し、その磨かれた審美眼で蒐集した品々が展示されていました。
どうしたら”ほんもの”がわかるのでしょうか?
まず長い間それと付き合うこと、それと身銭を切って買うこと、買う時には人の意見を頼らず、選ぶ基準は自分に置くこと。はっきりと白州正子さんは、そう答えたそうです。
やはり白州正子さんは”まれびと”なんですね。
画像は展示品ではありません。白州グッズとでも言いましょうか、ご夫婦が愛用されていた品の一部をアレンジしてつくられたものです。
欲しくなって買っちゃいました。
(画像/左)手作りのワイングラス。お値段は¥14.700
(画像/右)赤杉でつくられた御箸。¥850 瀬戸むぎわら手湯呑。¥8.700
ちなみに展示されていた瀬戸むぎわら手湯呑は江戸時代中期のものだそうです。
【お知らせ】
NHK(総合)2月28日(土)午後9時~10時29分
ドラマスペシャル『白州次郎』が放送されます。
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