Dream Gate ( 中野 浚次のブログ )   

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老松の夏柑糖(なつかんとう)が届きました!!

2012-05-25 | 本日の○○


夏柑糖(なつかんとう)をご存知でしょうか?
一口で云えば、純粋種の夏蜜柑の果汁と寒天を合わせ、再び皮に注いで固めたもの。
つまり極上の和風スイーツといった氷菓子です。

だいぶ前ですが、京の菓子舗「老松」の嵯峨のお店で買ったのが最初です。
世の中にこんな美味しいものがあるのかと思いました。
いつの頃か京都の嵯峨にはとんとご無沙汰で、「夏柑糖」のことは忘れてました。

ところが最近、歌舞伎の中村福助さんブログで、4月1日から販売されていることを知りました。
福助さんもはじめ「老松」って日舞のことかと思っていたそうです。

「老松」は正式には、「有職菓子御調達所」といういかめったらしい京都の老舗の和菓子屋さん。
戦後もののない時代に、庭にあった夏みかんの果実に、少しのサトウと寒天を合わせ、数奇者の客に創ったのが嚆矢とか。

今では、クール宅急便の全国拡大により、夏柑糖(なつかんとう)は全国的に大人気!!
新宿の伊勢丹、関西では大阪の三越・伊勢丹店でも販売しております。
「老松」では原産地である萩(←山口県)の夏蜜柑をつかっていますが、最近では和歌山の産地農家にも依頼しているとか。

ところで、同じ京都の寺町通りに「村上開新堂」という古い洋菓子店がある。
この店も「好事福蘆」という夏柑糖を販売してます。
作家の池波正太郎さんがこの店の大フアンで、現在もお店は健在らしい。

この店の「好事福蘆」は、紀州蜜柑で、中身はとりぬいた果汁に、砂糖を加え、リキュールを注いだゼリー。
「老松」は萩の夏蜜柑で、中身はあくまで寒天なんです。

「好事福蘆」を一度だけたべたことがあります。甘さだけが鼻をついた記憶が。
人の好みはいろいろですが、どちらかというと1個1460円と値が高いですが私は「老松」の夏柑糖のほうが好きです。

 

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