「あ~カレーが食べたい!」 「ラーメンが食べたい」
誰でも日常不意に食べたくなるのが「カレー」と「ラーメン」ですよね。
私はたまに食べたくなるのが「ちらし寿し」なんです。
ことしの桃の節句でした。美味しい「ちらし寿し」を自分でつくってやろうと思って食
材だけは買い込んだのですが、一人分のちらし寿しを手間暇かけてつくるのは
シンドイだけ。
そう思って結局スーパーで出来あいのちらし寿しを買ってくる始末。
画像は明石「菊水」の「上ちらし寿し」です。
昨日明石の某病院に知人のお見舞いに行った帰りに買ったもの。「菊水」は店長とも親しくよく行くお店です。
「あたしの好きな魚は明石の鯛だす」
谷崎潤一郎の『細雪』で二女の幸子の有名なセリフではありませんが、その明石の鯛がふんだんに盛られた「菊水」のちらし。
トロ、いか、肉厚のあなご。それに明石たこ、海老。ボリュウム満点で、さっそく夕食に美味しくいただきました。
4月に途中下車した岡山で「祭寿し」を買ったのですが、見かけは美味しそうなんですが、全然ダメ。半分たべて新幹線車内のごみ捨てへ。
子どものころは、「ちらし寿し」とは言わなかった。おふくろがつくってくれたのが「まぜご飯」でした。酢飯に高野豆腐、かんぴょう、椎茸、紅ショウガだけを
混ぜ合わせたごく素朴なまぜご飯でした。
物の不足していた時代ですが、それでも美味しかった。今流にいえば幸福の一皿だったと言えましょう。
いまでも寿司屋さんで決まって「かんぴょう巻」(←「鉄砲巻ともいう)を注文しますが、そのころの名残りかもしれません。