{カテゴリー}今月のDVDは久しぶりの登場です。
4年前に、坂口憲二のサーフィン『空からみたニッポン』を紹介して以来なんですね。
それから紹介しなかったのは、紹介するほどのめぼしいDVDがなかったわけです。
今度は「坂口憲二のサーフィン in東南アジア」のDVDが9月上旬に発売予定ですので、その時
点で機会がありましたらまた紹介したいと思います。
さて今回紹介するのは『オペラ座の怪人』。
いまさらなぜ『オペラ座の怪人』かと思われるでしょう。
ご承知のように1986年10月、ロンドンのハー・マジェスティーズ劇場での初公演以来、世界27
カ国で上演された燦然と輝く屈指のミュージカルです。
あれから25年。これを記念してこんどはロンドンのロイヤル・アルベート・ホールでの舞台版であ
あり、初のDVD化でもあるわけです。
『オペラ座の怪人』との出合いは、半世紀とはいわないがずいぶん昔のような気がする。
はじめは映画だった。その後テレビ化され、劇団「四季』といろいろみてきた。
ストーリーはよくあるラブストーリーなのですが、あの序幕にながれる音楽だけで、
この作品の虜になってしまったのは私だけではありますまい。
今回の舞台はスケールが違っています。
総勢200名以上の出演者とオーケストラ。
そして記念公演のために特別に用意された舞台セットや特殊効果。
その魅力を余すところなく堪能できる名盤でした。
あの最高でロマンチックな音楽に彩られた、究極のラブストーリーの感動。
しかも自宅の茶の間のテレビの前で、荘厳なロイヤル・アルバート・ホールのロイヤルシートで見
ているような臨場感でした。
未だかってないスケールの舞台でしたが、その分ドラマが多少希薄になっていることは是非もない。
でもミュージカルとしては、超一級ではないでしょうか。