Dream Gate ( 中野 浚次のブログ )   

本日はようこそ開いてくださいました!お芝居のことグルメを語ります!


          

蒐集してます!! 

2009-01-30 | おまけ
               


浅草に行くと、きまって立ち寄るお店があります。

その一軒は、浅草公会堂のすぐ近くにある天麩羅の『江戸ッ子』です。
ここのお店の天丼がメチャ美味しいです。赤だし、香の物付きで1600円のお値段。

あとの一軒が江戸小玩具のお店『助六』(画像/左)なんです。
実は、ワタクシいつの頃からか助六人形を集めています。
人形と言いましても、手のひらサイズのミニおもちゃ。
職人の技(わざ)が光る芸術品だといえましょう。

もとは徳川八代将軍吉宗の時代につくられるようになったそうです。
それは当時から縁起を担ぐおもちゃの意味が込められていました。

鳶、大工、獅子舞、吉原の傾城、遊女、火消し、キセル売り・・のミニ人形。
江戸の芝居小屋、錺屋、ニ八そば、銭湯、豆腐屋、船宿などのミニチュア。
ありとあらゆる江戸情緒豊かな小物が陳列されており、見るだけでもけっこう愉しいです。

ワタクシが買ったのは、もちろん歌舞伎の「助六」の人形です(画像/右)。

  
  「助六の芝居を知らない人は江戸趣味を会得しない人なり」

『江戸むらさき』という古い書物にそう書かれています。

『助六』には、江戸がいっぱい詰まっているのです。
頭に江戸紫の鉢巻、手に蛇の目の唐傘、黒繻子に金糸の杏葉牡丹、紅絹の裏地の拵え。
江戸っ子の気風(きっぷ)を端的に、小気味よく表しています。

今でも、巻き寿司と稲荷寿し(←関東では揚げ寿し)を組み合わせた弁当を「助六寿し」といいますよね。
これは巻き寿しの海苔を助六に見立て、いなりの揚げを助六の恋人である吉原の太夫の揚巻に掛けて名付けられています。

それにしても・・・
浅草へ行きながら浅草寺の観音様に手を合わせたことが一度もございません(笑)。不覚!!

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